...疲れているけど、陸続に歩いてきた...
...陸続で建設中のビルはとても高い...
...今日は陸続で雪が降っていた...
...山道の陸続の坂を登り切った感じがする...
...無人島での生活で、陸続で続く白い砂浜がとても美しかった...
...陸続たる道中にも...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...陸続(りくぞく)と来着した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...労れた鱒魚はその水路を陸続として登って行く...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...陸続として長春から吉林(きつりん)の方へ入つて来たのださうですが...
田山録弥 「一少女」
...その煙の奥の方から本郷の方へと陸続と避難して来る人々の中には顔も両手も癩病患者(らいびょうかんじゃ)のように火膨(ひぶく)れのしたのを左右二人で肩に凭(もた)らせ引きずるようにして連れて来るのがある...
寺田寅彦 「震災日記より」
...比較的新しい地質時代に日本とアジア大陸とは陸続きになっていて...
寺田寅彦 「短歌の詩形」
...大隅の方の海岸と陸続きになってしまった...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...一つの方向に向う陸続とした行列で満たされた...
中井正一 「地方文化運動報告」
...故ニ花候(かこう)ニ当テハ輪蹄(りんてい)陸続トシテ文士雅流俗子婦女ノ別ナク麕集(きんしゅう)シ蟻列シ...
永井荷風 「向嶋」
...陸続きは近寄る人もありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...家財道具を車に積んだ賤民共が陸続(りくぞく)と都門の外へ出て行く...
中島敦 「盈虚」
...善光寺下という電鉄の駅でおりたら陸続として黄色の花飾りを胸につけた善男善女が参詣を終ってやって来る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...陸続(りくぞく)として現出する時代の近き将来に於て来り得べきことも...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...三方の道から自動車の群が陸続と森の中へ繰り込んで行く...
横光利一 「欧洲紀行」
...これに続いてアルファベットの順序に五十ヶ国の群団が陸続と入場する...
横光利一 「欧洲紀行」
...陸続と議場へ向って集って来た...
横光利一 「上海」
...日ごろ無視されがちだった小木まで陸続と花を咲かせた...
横光利一 「旅愁」
...車につんで陸続と搬出し...
吉川英治 「三国志」
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