...疲れているけど、陸続に歩いてきた...
...陸続で建設中のビルはとても高い...
...今日は陸続で雪が降っていた...
...山道の陸続の坂を登り切った感じがする...
...無人島での生活で、陸続で続く白い砂浜がとても美しかった...
...陸続(りくぞく)として絶えず...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...陸続(りくぞく)として肉体から離れて幽界へなだれ込む...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...陸続たる道中にも...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...労れた鱒魚はその水路を陸続として登って行く...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...個人も団体も陸続として参拝する...
種田山頭火 「松山日記」
...人や車が陸続として通つてゐた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...その煙の奥の方から本郷の方へと陸続と避難して来る人々の中には顔も両手も癩病患者(らいびょうかんじゃ)のように火膨(ひぶく)れのしたのを左右二人で肩に凭(もた)らせ引きずるようにして連れて来るのがある...
寺田寅彦 「震災日記より」
...地質時代に朝鮮(ちょうせん)と陸続きになっていたころに入り込んでいた象や犀(さい)などはたぶん気候の変化のために絶滅して今ではただ若干の化石を残している...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...其等の車が陸続として帰って来る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そしてわが愛する大日本帝国に於ける陸続として断えない国粋強力諸運動...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そこいらまでは自然発生的に辿りつくが、現実の諸事情の間で、いつしか弱い基力となり、文学においても様々の形体で、主観的な道義性ならまだわかるが、道義性さえ失ったあるがままの姿に安住する姿、陸続です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すなわち翁はこの前後に重き習物の能を陸続(りくぞく)と披露している...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...小網元の倒産が踵(くびす)を接して陸続(りくぞく)する...
夢野久作 「爆弾太平記」
...これに続いてアルファベットの順序に五十ヶ国の群団が陸続と入場する...
横光利一 「欧洲紀行」
...二台三台と同様の車が陸続とくり込んで来た...
横光利一 「旅愁」
...日ごろ無視されがちだった小木まで陸続と花を咲かせた...
横光利一 「旅愁」
...同月十五六日頃に亘り陸続として絶えざりき...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...陸続ついて来たために――一日の行程わずか十里...
吉川英治 「三国志」
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