...荷役業者が積み荷を陸揚げするのを待つ間、私たちはカフェでお茶を飲んでいた...
...陸揚(りくあげ)の際に銭(ぜに)を積(つ)みたる端船(たんせん)覆没(ふくぼつ)してかえって大に損(そん)したることあり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...陸揚の貨物をはこんでいた...
海野十三 「火薬船」
...それを思い出してみなさい」「……籐(とう)で編(あ)んだ四斗樽(よんとだる)よりまだ少し大きい籠を三個陸揚げすることを頼まれたなア...
海野十三 「地球盗難」
...まるで運動会のツナひきみたいにずるずると舟から陸揚げして...
高見順 「いやな感じ」
...材木の陸揚を手伝ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...陸揚げすべき資材の整理に大童(おおわらわ)となっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...(陸揚げをした庭石らしいのに腰かけ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...シドニーでアルゴノーツとそのショベルとその長靴などを陸揚げした船は...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...忙しさうに陸揚してゐる人夫どもで一ぱいだつた...
堀辰雄 「風景」
...それらは一旦(いったん)陸揚げされた...
本庄陸男 「石狩川」
...ポウシェン少佐は兵員陸揚げなどで経験があるというので...
牧逸馬 「運命のSOS」
...囚人の陸揚げに着手した...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...陸揚(りくあげ)だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「おそらく船は数カ所の港で陸揚げするでしょう...
山本周五郎 「風流太平記」
...そこで玄海丸を乗棄てた千六は巧みに役人の眼を眩(くら)まして荷物を陸揚して...
夢野久作 「名娼満月」
...初めて日本に大砲を陸揚げして...
横光利一 「旅愁」
...ここから陸揚げされた荷は夥(おびただ)しいものだった...
吉川英治 「源頼朝」
...三台の可搬式小型無線機(飛行機に搭載してあるものの他に)を含むその他付属品を全て陸揚げした...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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