...陸尺(ろく しゃく)が...
直木三十五 「南国太平記」
...そして、益満が(妙な置き方をする)と、思った時、そのまま陸尺は、土足で、板の間へ、舁(か)き入れかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...このごろ江戸の市中に溢れていた諸国諸大名の陸尺...
中里介山 「大菩薩峠」
...その儘小石川陸尺(ろくしやく)町まで飛びました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中間とか馬丁陸尺とかいう連中にまじって軽口(かるくち)を叩いたり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺のほうでもそんなことは先刻ご承知...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...加賀さまのお陸尺で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺半纒にひやめし草履...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...どう見ても腹っからのお陸尺...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺が職人に化けたような妙な二人づれ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...藤波が陸尺に化けこんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺などが大勢に寄って来てたいへんに繁昌する...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ついこのごろまで藤堂(とうどう)さまのお陸尺...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こちらへ」中間や陸尺やらが五人...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺のいのちと三十二万石とをつりかえにする馬鹿はない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺(ろくしゃく)棒...
火野葦平 「花と龍」
...闇太郎は、だしぬけに小刻みな早足になって、駕籠のそばまで駆けつけて、わざと息をきりながら、かぶった手拭をとって小腰をかがめ、「お陸尺、お前さんたちの足の早さにゃびっくりしましたぜ」だしぬけにいいかけられて、陸尺の足が一度とまる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「お陸尺(ろくしゃく)御苦労になりましたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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