...陸尺(ろくしゃく)四人も立ちすくんだ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...陸尺の肩にかかったまま...
直木三十五 「南国太平記」
...陸尺(ろくしゃく)や巡礼などの休みたがる...
中里介山 「大菩薩峠」
...このごろ江戸の市中に溢れていた諸国諸大名の陸尺...
中里介山 「大菩薩峠」
...小石川の陸尺(ろくしゃく)町から一足飛びに飛んで来ましたぜ」「二年前に死んだ人間が人を殺した?」「その上まだまだ四五人は殺してやるというんだから大変で――」「誰がそんな事を言うんだ?」「二年前に殺された人間ですよ」「さア解らねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「小石川陸尺町(安藤坂下――昭和十八年頃の水道町)の成瀬屋(なるせや)総右衛門というのを親分は覚えているでしょうね」「陸尺町の成瀬屋総右衛門――二三年前に御府内を騒がせた大泥棒蝙蝠冠兵衛(こうもりかんべえ)を生捕って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま小石川陸尺(ろくしゃく)町まで飛びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二陸尺(ろくしやく)町の成瀬屋へ行つたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬丁、陸尺、中間ていのものが、凡そ五十人ばかり、むらむらと雲のようにむらがっていた...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺やら中間やら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺のほうでもそんなことは先刻ご承知...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...顎十郎はあがり框に近いところへあぐらをかいて陸尺がくんでだす茶をのんびりと啜りながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...藤波が陸尺に化けこんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺などが大勢に寄って来てたいへんに繁昌する...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...砂っぽこりで磨きあげた陸尺面(ろくしゃくづら)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺などにはもったいない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...陸尺(ろくしゃく)棒...
火野葦平 「花と龍」
...陸尺(ろくしゃく)たちの影が大勢見られた...
吉川英治 「大岡越前」
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