...「陰晴{おんせい}れる」:天気が急に変わること...
...「今日は陰晴{いんせい}な天気ですね...
...「天気が陰晴{いんせい}なので、傘を持っていった方がいいかもしれません...
...「旅行先では天候が陰晴{おんせい}なので、何枚か羽織るものを持っていってください...
...「最近は陰晴{いんせい}なニュースが多くて、心配ですね...
...陰晴(いんせい)定りなき感情の悲天の下に...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...この模樣なら明日もまた雨であらうとおもつてゐて翌朝起きてみると陰晴定めない高い山の上は相模灘の方から朦々として湧き上つて來る白い水蒸氣に峯も溪も人家も埋つてしまひ...
近松秋江 「箱根の山々」
...風雨陰晴の状態やその変化などさえ...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...最近政情の陰晴常ならず見えるのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...陰晴定りなし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...陰晴定らず...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...陰晴定まらず...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...陰晴定りなく雨ならむとして雨来らず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...陰晴定めなき季節のならはし...
長塚節 「長塚節歌集 下」
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中村憲吉 「頼杏坪先生」
...しかも、これは概観のことで、朝暮、陰晴、雲霧、夜色、などによって、さらに季節の推移につれて、その姿態、色相は千変また万化、真に応接にいとまが無い...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...どうぞ堪忍(かんにん)してくれ」自分は兄の気質が女に似て陰晴常なき天候のごとく変るのをよく承知していた...
夏目漱石 「行人」
...津田は陰晴定めなき天気を相手にして戦うように厄介(やっかい)なこの友達...
夏目漱石 「明暗」
...温涼風雨陰晴満干...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蘇子由(そしいう)は中秋万里同陰晴など申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...早く既に陰晴を殊にしてゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山は宋人(そうひと)の中秋の月四海陰晴を同じくすと云ふ説を反駁したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...陰晴相半(あひなかばす)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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