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饗庭篁村 「木曾道中記」
...深く澄んだ紺青の空は清々しい朝げしきを一層神聖にしてゐる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...ほんの山桜の清々(すがすが)しい美しさは...
上村松園 「女の話・花の話」
...不思議に怒鳴ったあとの清々(すがすが)しさはなかった...
海野十三 「爬虫館事件」
...若々(わかわか)しく清々(すがすが)しい美しい一重(ひとえ)の桜である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...初夏の曉方(あけがた)らしい清々しさでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...富岡は清々した気持ちだつた...
林芙美子 「浮雲」
...清々(すがすが)しくおぼえける...
久生十蘭 「玉取物語」
...「清々していゝよ...
牧野信一 「心配な写真」
...――細君は、清々とした...
牧野信一 「貧しき日録」
...隆ちやん見たいな野蛮人がゐなくなると清々と好ゝわよ...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...あたしすつかり清々しちやつたから...
牧野信一 「裸虫抄」
...ああ清々した」中腰になって浮かれ立つ赤猪口兵衛の顔を茫然と見上げている半三郎の顔を...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...気が清々しました...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...その清々(すがすが)しさには秀吉も学び得なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...独り清々(すがすが)しく思っていた翌朝だけに...
吉川英治 「新書太閤記」
...清々(すがすが)しさが...
吉川英治 「親鸞」
...清々(すがすが)しげな顔をならべていた...
吉川英治 「源頼朝」
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