...気のせいか殊に清々(すがすが)しく...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...清々(すがすが)しい山気が...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...「わたしは此處(ここ)に來て心もちが清々(すがすが)しい」と仰せになつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...一思いに法の制裁に任せて獄屋へ下った方がどのくらい気持が清々して...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...四面悉く野のやうな清々した二階の一室で...
田山録弥 「大阪で」
...仕舞には清々(すがすが)しい冬の空気までそれを聞いて笑い出したほど...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「ばあやもこんなに気分が清々(せいせい)いたしたことはありませんでございますよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...清々しい気分でいられるように見えるかも知れないが...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...蕎麦(そば)の白い花が清々(すがすが)しく見え...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...私はもうすつかり清々してしまひました」清次郎はホツとした顏を擧げるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一点のしみも留(とど)めない女の清々(すがすが)しさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...潮の匂いが清々しかった...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...来なければ清々と好いわ...
牧野信一 「女優」
...屹度清々としてしまふわよ...
牧野信一 「痴日」
...フツと吹けば涙を忘る――泣いて泣いて泣き明した後の清々しさ……と...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...」「清々と好いだらうな...
牧野信一 「雪景色」
...何か清々(すがすが)した心地で見とれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...心が清々(すがすが)となります」「幾日だけではいけないではございませんか」「でもまだ...
吉川英治 「親鸞」
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