...あのソクラテスと同じ運命に陥るはずであったのをペリクレスの有力な仲介によってようやく免れることができた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...命数小説の弊に陥るを憂ふる者ならん...
石橋忍月 「罪過論」
...世界が不景気に陥れば日本も不景気に陥ると云ふ有様であれば...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...一歩ことを誤ればどんな混乱に陥るか図りしれない殺気が漲った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...此儘にて空(むなし)く沈欝に陥る時は...
関寛 「関牧塲創業記事」
...一種の卑屈と追従に陥るのもまた免れ難いことであると思う...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...己(おのれ)の故郷の家屋を焼くといふ程の烈しい暗黒の境(きやう)に陥るであらうか...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...彼が口を利いた後で必ず陥る放心状態から彼を囘復させる骨折は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...又は両者の広義の調和説に陥る他はない(例えばアリストテレスの目的論・スピノザの平行論・ライプニツの予定調和説・等)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それは往々にしてトリビアリズムに陥る理由が大いにあるわけだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...逆に早稲田辺から責任を問われる破目に陥るかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...解くべからざる矛盾に陥るのだということを覚えておくべきだ...
戸坂潤 「社会時評」
...大変な誤りに陥る...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...老若貴賤の別なくあらゆるロシア人が広い世間の逸楽を思いうかべる時に必らず陥るあの沈思黙考に自ずと沈んだのであろうか? それにしても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...幸福そうな不幸に陥るためには寿は花形でありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうして個人的作者が常に陥るあの焦慮と作為とから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...海中に陥るなど早くも十数人に及びける...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ともすれば反感とか名利とかのごとき主観的な動機から無責任な言動に陥るという情勢を...
和辻哲郎 「孔子」
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