...たった一人で深山幽谷を迷って歩くような場合に陥るかも知れぬ...
石川欣一 「可愛い山」
...各人はいたずらに昂奮して無意味な乱舞に陥るかも知れない...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...虚無に陥るものに対しては...
高神覚昇 「般若心経講義」
...いささかでも歪曲に陥ることがあってはと...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...阿諛佞弁を以て良民を欺罔し之を誘拐して窮地に陥ることを勉めつゝあり...
田中正造 「非常歎願書」
...ヘーゲルは却って矛盾に陥ることを理性の本性として取り上げる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...夜になつて眠つてゐる内に僕の体が馬鈴藷(じやがいも)や挽肉と同一な運命に陥るまいものでもない...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...怖ろしい羽目に陥ることがあります...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...また他日口の中にその鼻の陥るべきを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...混乱は益々混乱に陥るにきまつた話ではあるまいか...
中原中也 「作家と孤独」
...その種の精神的異常状態に陥ることもあり得ようというのである...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...こっちへ来て一歩深く陥る...
夏目漱石 「虞美人草」
...つまらんことを喋り自己嫌悪に陥る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...吾々は大きな誤に陥るであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...頑固の便秘を起して重体に陥るものなり...
村井弦斎 「食道楽」
...唯物主義に陥ると...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ここに来ると忽然(こつぜん)として「先生の仰せある通り」という昔風の賢人崇拝に陥る懸念があった...
柳田國男 「地名の研究」
...敵の本城が陥るとすぐ随身の兵をつれて城門の内へ入ろうとした...
吉川英治 「三国志」
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