...かくのごとき休止の状態に陥ることいよいよ深くいよいよ動かすべからずなった時...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...実際にはかかるむりを犯しかかる過誤に陥ることがありがちである...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...その本分を忘れて邪路に陥る者として非難さるる事あり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...群衆が一種の催眠状態に陥ることは何を意味するか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...職業紹介所が恨まれたりする破目に陥ることになるのである...
戸坂潤 「社会時評」
...感傷的な人道主義に陥るからである...
豊島与志雄 「情意の干満」
...陥るなら陥るがよい...
豊島与志雄 「反抗」
...信仰上の難事に会っても彼はかつてそのために偽善に陥ることがなかったということである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...愛せよ、翔(か)けれよ!――――――――――――――――ひとりの婦人が汝の前を通り、歩きつつ光を放つ時、汝のいっさいは終わり、汝は愛に陥る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決して岐路に陥るものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...欺き陥るるは狐なり偽り粧うは狸なり其の為す処幾分の相違あるが如し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...その種の精神的異常状態に陥ることもあり得ようというのである...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...較もすれば党派的に陥る全体主義ではなくして...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...呼んでも声が届かない様な錯覚に陥る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...はなはだしきは国安妨害の弊に陥るが如きは...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...かくて彼らは絶望に陥る...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...吾々は大きな誤に陥るであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...労働階級は最も甚だしい苦境に陥ることとなる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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