...若しくは鑑賞家が雜念を刈除することによつて一つの世界に嵌まるの喜びを經驗するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そは法皇の免除するところなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...従ってその老廃物をどしどし排除する方法が採られるならば生命は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...これを根本的に削除することはもとより不可能であるゆえ...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...これは水を排除するために船の底に穴をうがつのに幾分似ていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...冬の食いもたれと悪ガスを掃除するにはこれに越したものは考えられない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...實驗の結果優に4,000個の普通の動詞を排除することが出來るとオグデン氏は言つてゐる...
高田力 「ベーシック英語」
...夫婦で秦氏の墓へいって掃除するのを欠かさなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...今日明日は大掃除日、私も掃除する、空腹でぼろ畳を出し入れするのは辛かつた、午前中片づいたけれど、何しろ食べてゐないのだから、さうとうこたえた、うれしかつたのは十銭一つ壱銭一つ見つけたことだつた、さつそく入浴して、そしてナデシコを買つた!心が楽しまない、沈みがちである、弱いかな、山頭火!山口へ散歩がてら出かける、敬君を訪ふ、不在、U君を訪ふ、また不在(そのために嫌な頼みをいひださなくてすんだけれど)、帰途、S君の店に寄り、事情を話して白米一升快く貸して貰ふことが出来た、うれしかつた、ありがたかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...教員室の硝子(がらす)窓を小使が終日かかって掃除すると...
田山花袋 「田舎教師」
...このただといふ語が恐らくはまた靈魂の本性に屬すると言はれ得るであらう餘のすべてを排除する意味において...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ばらの葉につくチューレンジ蜂(ばち)の幼虫を駆除するに最も簡易で有効な方法を知りたいと思って...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...即ち歴史の現実的概念に眼を蔽い況して積極的に之を排除することは...
戸坂潤 「科学方法論」
...他の文化を全く排除するといふことは...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...無や事物自身を存在の原因として想定することをも排除することを...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...どちらも伝統的の拘束を排除するという点だけだ...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...万感(まんかん)を排除する事に勉(つと)めしかば宿屋よりも獄中の夢安く...
福田英子 「妾の半生涯」
...たとえ長期間有力な外国の競争を排除することが出来たとしても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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