...絡わりついて来る小児を突き除けるようにして...
田中貢太郎 「長者」
...そうして彼の幼時の思い出のかかっている家具の一つでも取除けることを許さなかった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...泥を掃き除ける溝渫(どぶさら)い人と...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...神樣を取除けると必ずそれが祟るといふので...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...路の小石を一つ除けるのも...
永井隆 「この子を残して」
...虫を除ける爲に瓜の葉へ灰を掛けて遣つたり...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...それを除けるのが精一杯...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その除ける時、皮肉な奴だ、私の顔を、じっと見上げるのである...
葉山嘉樹 「信濃の山女魚の魅力」
...藁だけ除けると後に小麦粉が残るのは当り前...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...身を屈(かゞ)めて窓を蔽つてゐる簇葉(むらは)の一枝を押し除けると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...――「君のまだ見ない絵がもう一つある」そして一枚の被覆をさっと取り除けると...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...部屋いつぱいに差込む日脚を除ける爲めにカアテンを引くと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「こんなことがあったっけだ」春さんはかれらの讃辞から身を除けるように云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...毛深い腕で雨を除けるように両手を頭の上で組み合わせていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...棒の先でそつと除けると...
横瀬夜雨 「春」
...その青年の肩を掻き除けるようにして...
横光利一 「旅愁」
...身を除ける自分の肩が千鶴子に触れると...
横光利一 「旅愁」
...払い除ける手間ひまの煩わしさに加えて...
横光利一 「旅愁」
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