...宗教書類を除くのほか...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...自分(おのれ)の苦悩(なやみ)を除くとともに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「こんなことなんか私の父ならすぐ除くことができるのですが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...土を除くと、鋤の頭で棺の一方をとんとんと叩いた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...悦子を除く女たちが皆和服でいる中に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...現象の偶然性を除く程度まで精しくこれを知悉する困難は現象の性質上甚だ大なるべし...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...今得た結果から仮に二つのさし当り不必要な規定を除くことが便利である...
戸坂潤 「科学方法論」
...味あるものの味を除く」...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...「情実と私利」を除くことによって...
戸坂潤 「読書法」
...中「監獄裏の林」の一篇を除く外...
萩原朔太郎 「氷島」
...もう一度のを除くと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...次に忽其詛を除く事有り...
南方熊楠 「詛言に就て」
...沒理想(實は沒却哲理)の名目を取除くべき由縁を知らずといへり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...次に『群書類従(ぐんしょるいじゅう)』にあるような分限帳(ぶんげんちょう)の類を除く...
森鴎外 「渋江抽斎」
...一ノ関を除くと云ってもらいたい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...将来の患(わずら)いを除くために...
吉川英治 「三国志」
...――蜀の憂患(うれい)を除くためだ...
吉川英治 「三国志」
...信西の肚(はら)には、鳥羽法皇崩御の前から、一定した計画があり、この戦乱を機に、除くべき者は、すべて公然と、血の粛清(しゅくせい)に屠(ほふ)り去ろうという考えがうかがわれる...
吉川英治 「随筆 新平家」
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