...盛夏(せいか)には蚊帳(かや)を栄耀(えいえう)の陣小屋(ぢんごや)として...
三文字屋金平 「為文学者経」
...立ち並ぶ陣小屋の軒に身を寄せて一軒々々窺(うかゞ)って行った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...各の陣小屋の周囲には...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...幕をかゝげてつと陣小屋の羽目板(はめいた)に寄り添うと...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...此の陣小屋の奥の一と間に寝ているのかも知れない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...陣小屋が一と棟焼けたくらいで直きに鎮火してしまったと云う...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...幾日かを空しく守りながら陣小屋の内にかくれて...
吉川英治 「三国志」
...陣小屋も馬つなぎも...
吉川英治 「三国志」
...彼方の兵営や陣小屋が...
吉川英治 「三国志」
...各部将は、それぞれの位置に、陣小屋を構え、椰子(やし)の葉を葺(ふ)いて屋根とし、芭蕉(ばしょう)を敷いて褥(しとね)とし、毎日の炎天をしのいでいた...
吉川英治 「三国志」
...柵(さく)、櫓(やぐら)、幕、陣小屋...
吉川英治 「私本太平記」
...そのときこの陣小屋の外に聞えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉は陣小屋にかくれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...陣小屋のうちへどなった...
吉川英治 「新書太閤記」
...陣小屋の雑器としている備前壺に...
吉川英治 「新書太閤記」
...山路将監の神明山の陣小屋で...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉は、一番着の使いの飛札(ひさつ)を陣外の馬上で受取り、手綱(たづな)を挟んで、鞍の上でそれを読むと、「大儀」と、使いへ云ったのみで、何の表情も示さず、陣小屋へ入った...
吉川英治 「新書太閤記」
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