...天下に一人の迷へる者あるは悉く自分の責任だと感じたと聞く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...負ひきれもせぬ家の内の生活に対する責任だつて...
伊藤野枝 「惑ひ」
...東京ビルの主任だなんて新聞にいいやがって...
海野十三 「○○獣」
...ほとんど不可避的な論鋒転換だったそうだが――自分こそ適任だと主張し始めた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...」「責任だなんて...
太宰治 「正義と微笑」
...それをまた組立てて綱渡りをさせるのが自分の責任だがどうしたらよいかと思い惑っていると...
寺田寅彦 「御返事(石原純君へ)」
...「実に無責任だなあ」郵便局に対する不平を口の内でつぶやきながら...
寺田寅彦 「球根」
...それだけの責任だ...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...自己もしくは神を対象とする責任だ...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...あの男も随分無責任だから...
夏目漱石 「道草」
...階級で人を度(はか)ったり、衣服で人を度ったり、ないしは成功で人を度ったり、官吏ならば、勅任だの、奏任だのと、官等で人を度ったり、あるいはまた学問や技芸で人を度ったりして、人格で人を度らぬ、附属で人を度って人格で人を度らぬ...
新渡戸稲造 「人格を認知せざる国民」
...本官が適任だし、悪くないと、すぐ認めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...すべてあなたの責任だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...たった一本の書面を托されたことが死に値いするほどの責任だったか――と...
本庄陸男 「石狩川」
...もとより原因をなくすかなくさないのが自分の責任だということは承知の上で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...親が無責任だなどと書いてきていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...重職の立場としていちおう取糺(とりただ)すのは私の責任だと思う」「では...
山本周五郎 「花も刀も」
...高松陣の経理は弥九郎の任だったからである...
吉川英治 「新書太閤記」
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