...当時細川家の番頭(ばんがしら)に陞(のぼ)っていた内藤三左衛門(ないとうさんざえもん)の推薦で...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...」呉俊陞氏は瘠(や)せた小狗(こいぬ)を労(いた)はるやうに赤塚氏の肩へ手をかけた...
薄田泣菫 「茶話」
...あの官位陞進の御道楽に較べると...
太宰治 「右大臣実朝」
...長崎通詞最高の家柄であつた彼が「小通詞過人」から陞らなかつたといふことは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...位は正四位に陞(のぼ)り...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...高陞へ歩き、焼売と叉焼雲呑を食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...宮に付与されてある権利で推薦あそばされた人々の位階の陞叙(しょうじょ)もそのままに捨て置かれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三位(さんみ)に玉鬘を陞叙(しょうじょ)されたことである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「陞任(しょうにん)をたいした喜びとは思っておりませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...頼氏では此年春水が陞等(しようとう)加禄の喜に遇つたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翌十年二月六日には奥詰医師に陞(のぼ)せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十二月陞法眼...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二月二十一日に柏軒が奥医師に陞(のぼ)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その九十八矢島優(ゆたか)はこの年八月二十七日に少属(しょうさかん)に陞(のぼ)ったが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...張作霖と呉俊陞の一行は朝早く目覚めて車中で紙牌を弄してゐたのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...附近一町の所にある大帥府や少し離れた呉俊陞の邸などを指示せられた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...督軍呉俊陞夫人李氏其他と会して...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...先ごろ尊氏へなされた過分な陞進(しょうしん)や恩遇(おんぐう)もですか」「尊氏のもつ底力は...
吉川英治 「私本太平記」
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