...当時細川家の番頭(ばんがしら)に陞(のぼ)っていた内藤三左衛門(ないとうさんざえもん)の推薦で...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...お客の間(なか)に赤塚氏と呉俊陞(ごしゆんしよう)氏の顔が見えてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...呉俊陞氏はいつだつたか蒙匪(もうひ)襲撃の途中で肩を傷(いた)めて...
薄田泣菫 「茶話」
...呉俊陞氏は不思議さうに赤塚氏の顔を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...」呉俊陞氏は瘠(や)せた小狗(こいぬ)を労(いた)はるやうに赤塚氏の肩へ手をかけた...
薄田泣菫 「茶話」
...何故呉俊陞が乳牛(ちゝうし)と一緒に...
薄田泣菫 「茶話」
...まだ彼を高僧の地位に陞らせる助けにはならなかつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...努力にも拘らず生涯稽古通詞から陞れなかつたが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...陞進するにも行列...
豊島与志雄 「楊先生」
...今は定めて余程高い地位に陞(のぼ)つてゐることだらう...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...年齢からいってだれも官等の陞進(しょうしん)がおそいほうではないのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...頼氏では此年春水が陞等(しようとう)加禄の喜に遇つたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」第七の下(しも)に「甲子蒙典謁之命、丙寅兼領祠曹、丁丑陞相位、通前後廿年」と註してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...陞進をしたがる官吏も同じ事である...
森林太郎 「當流比較言語學」
...張作霖と共に黒竜江省督軍の呉俊陞も殪れ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...早川氏が呉俊陞と義兄弟の約があるやうに...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...張作霖と呉俊陞の一行は朝早く目覚めて車中で紙牌を弄してゐたのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...先ごろ尊氏へなされた過分な陞進(しょうしん)や恩遇(おんぐう)もですか」「尊氏のもつ底力は...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??