...自(おのずか)ら限度がある...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...おのずから知覚の限度があると思います...
太宰治 「皮膚と心」
...人の求め得る幸福には限度がある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きまった限度があるようでした...
豊島与志雄 「旅だち」
...磨損(まそん)するがために一定の限度がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間が堪へる力にも限度があるからな...
長與善郎 「青銅の基督」
...この辺にウロウロしているのは宜しくない」「左様でございましょうか」「町方の仕事には限度がある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼の作品の大衆性の限度がある...
平林初之輔 「江戸川乱歩」
...越し得ない限度があることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...第十五章 みだりに一つの砦(とりで)を固守する者は罰せられる(a)勇気にも他の諸々(もろもろ)の徳と同じくその限度がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それと同様に古い時代からというのにも限度がある...
柳田国男 「こども風土記」
...限度があるようだ」と甲斐はもの柔らかに云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...心の企む不善にも限度がある...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...やはり限度がある...
吉川英治 「上杉謙信」
...限度がある」ところが...
吉川英治 「私本太平記」
...持っている矢の数にも限度がある...
吉川英治 「平の将門」
...それにも限度があるので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...手先の働きには限度がある...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
便利!手書き漢字入力検索