...力は限りなく我胸に湧きぬ...
石川啄木 「渋民村より」
...君子の証言が正しい限り...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...斯かる大變を見せ參らするこそうたてき限りなれ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...想像し得る限りのすべての物品をもって文字どおり充満していた...
谷譲次 「踊る地平線」
...文字や語句からの聯想によって限りなく喚起せられて来る種々の事物や思想やは勿論...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...それによって思想の開拓が試みられる限り(そうでない文学は作者の楽屋裏では意義があっても大衆のものではない)...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...人の欲望には限りがない...
豊島与志雄 「病室の幻影」
...ついには一貫性を可能な限り完全にするのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その学事は凡(およ)そ資金の許す限りに勉(つと)めざるはなし...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...私の見る限りでは...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ジョージ卿の知る限り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...歴史の生命性の意識が現実的な歴史的意識の重要な要素であるべきである限り...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...権太に限りたるものなりと...
三木竹二 「いがみの権太」
...今日に限り大仙王宮より歩み去れば礼拝随意と...
南方熊楠 「十二支考」
...されどこれにかなう限り我ら固有の傾向にも従わざるべからず(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが起きている限りどちらを向いてもつづいていく...
横光利一 「欧洲紀行」
...強大にならない限りもないし...
吉川英治 「三国志」
...その限り我々は、これらの物語において応仁以後の時代の民衆の心情に接し得るのである...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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