...それからそれへと際限(さいげん)もなく水入(みずい)らずの昔語(むかしがた)りに耽(ふけ)りましたが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...制限内の水でうまく身體を洗ふことにした...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...しかも出頭期限は月末に迫っていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その限界以外のものは断じて採らない...
高浜虚子 「俳句への道」
...われわれはむしろこの際できる限りの型式のヴェリエーションを尽くして選良候補者のストックを豊富にして...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...生(なま)のにんにくをぼりぼりかじりながらうまそうに熱い杯をなめては数限りもない化け物の話をして聞かせた...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...将来意外に重要な第一線の問題への最初の歩みとなり得ないとは限らない...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...もし圧縮力がなかったとすれば物質がその空間の充実を制限されることもあり得ない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...なる程日常性という言葉が神学的用語である限り...
戸坂潤 「思想としての文学」
...見ゆる限りのところに於て...
中里介山 「大菩薩峠」
...最小限度三百万円くらいの資本が要る...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...家賃は三十日限りの取たてにて七円五十銭といふに...
樋口一葉 「うつせみ」
...(六月三日)募集の俳句は句数に制限なければとて二十句三十句四十句五十句六十句七十句も出す人あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...正貨支払の制限中は英蘭(イングランド)銀行の紙幣が過剰な場合にこれを囘収せしめることは出来ないが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我々の行為はつねに限定されたものに向うものとして目的をもっている...
三木清 「哲学入門」
...豚の次は牛の舌の寄せ物に致しましょう」○テンピの炭に堅炭を用いて差支はなけれどもそれは肉類を焼く時に限る...
村井弦斎 「食道楽」
...「それは心の持ち方が正しい場合に限るのであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...出来得る限り身辺小説は書きたくないつもりである...
横光利一 「作家の生活」
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