...無限の感情がこの一語の中に籠(こも)っている...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...家康が亡ぶるものとも限らず...
大町桂月 「石田堤」
...初等教育の期限中...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...有限性の観念を排しえなかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...その作者が最も鋭利な観察と分析と総合の能力をもっていない限り...
寺田寅彦 「科学と文学」
...この巻のみに限らないが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...窓の限りを開放(あけはな)して存分に日光と風とを容(い)れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吾此の大の眼を瞠(みは)りて帝国ホテルに寄り集(つど)ふ限りの淑女紳士を睨(にら)み殺し呉れむず...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...その限り空間の問題は一定していなければならないように思われるのも亦自然であるであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...あらん限りの背丈(せたけ)を...
夏目漱石 「草枕」
...二千九百四十一年前と限定したのは...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...実際なるほどただ一年限りの出生からは何らの正しい推論も引出し得ないけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...質を充(み)たすものでない限り...
柳宗悦 「民藝四十年」
...輸送が江淮(こうわい)の間(かん)に限られず...
柳田国男 「海上の道」
...考えられる限り考えたのち...
山本周五郎 「やぶからし」
...無限不動の裡(うち)にその同志や乾児の総ての能力以上の価値を示す事が出来るのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...しかし私は子供の時分から便所に這入る時に限って...
夢野久作 「一足お先に」
...もとよりこの事は右の諸作に限った特徴ではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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