...去れば政友會の諸君も衷心を欺かず賛同せよと喝破して降壇せんとするや政友會の院内總理元田肇氏は島田氏に質問ありと叫び君の辯舌が餘りに巧妙なる故趣意の存する所を知るに苦しむ...
石川啄木 「雲間寸觀」
...昨年七八月頃までは増税せず募債せずと宣言し居りしを今になつて増税案を提出したるは不信義なりとの決議案の骨子に對し今や内外の經濟共通となれる時代に際しては世界經濟市場の景況を基本として財政の計畫も亦之に準ぜざるべからざるを以て到底一二年の未來をも豫想する能はず畢竟増税を非とするは道理なきものなりと撃卓勵聲して降壇したる態度は意氣甚だ軒昂...
石川啄木 「雲間寸觀」
...後藤の降壇を追いかけて改進党の高木正年が質問をくりかえし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正造が拍手の裡に降壇すると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...巧妙に受け流して降壇した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかも眉に一抹の哀切な愁を漂わせつつ降壇した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正造が降壇すると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...工藤が降壇するのを見ると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...簡単に「良民の請願を見て兇徒となすの儀に付質問」の趣旨を読んで降壇した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...最後まで頑張らう!」と云つて降壇したのである...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...先生はもう降壇されてしまつた...
南部修太郎 「猫又先生」
...いい気持になって降壇した...
野村胡堂 「胡堂百話」
...小説の害を説いて降壇すると...
林芙美子 「私の先生」
...水ばかり飲んで降壇したらどうなるんだ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...それきりで降壇するエンゼツもあっていいじゃないの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
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