...後編に研究の梗概(こうがい)を叙することにした...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...かげって桔梗色(ききょういろ)したのが...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...梅鉢草、岩桔梗、四葉塩釜など一面に生いて、足を入るるに忍びざる心地す...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...されば桔梗の方が舅や夫に復讐しようと企てたのは当然であるとしても...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...桔梗の方に劣らぬ美女には今後も出遇うことがあろうけれども...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...桔梗が咲き初めた...
種田山頭火 「旅日記」
...『十九世紀の理想を以て詠じたる武士道詩』と稱せらるる此 The Idylls of the King の梗概の一部也...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...反魂香(はんごんこう)の黄や沢桔梗(さわぎきょう)の紫や其他名を知らぬ草花が霜枯(しもが)れかゝった草を彩どって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...さまざまの草萱(かや)萩(はぎ)桔梗(ききょう)女郎花(おみなえし)の若芽など...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...黒の桔梗笠(ききょうがさ)をかぶって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それよりも大物を縛らせてやる」平次がガラッ八を伴(つ)れて車坂の桔梗屋(ききょうや)へ行ったのはもう夕方...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大津や山崎との往来も折々は梗塞された...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...梗概から人物まで書き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...桔梗(ききょう)...
夢野久作 「鼻の表現」
...西桔梗門(にしききょうもん)を通って清冽な道灌堀(どうかんぼり)の流れに沿いながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...桔梗河原の敗けを取り返す心意(つもり)ですから...
吉川英治 「剣難女難」
...桔梗色(ききょういろ)の袖無(そでなし)を羽織り...
吉川英治 「新書太閤記」
...忘れかねる桔梗の面影やら...
吉川英治 「平の将門」
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