例文・使い方一覧でみる「降り」の意味

...彼はその日の朝「ジョージ王（ロイアル・ジョージ）屋」のところで駅逓馬車（註六）を降り... 彼はその日の朝「ジョージ王屋」のところで駅逓馬車を降りの読み方
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...その雨が先刻（さっき）夕飯（ゆうめし）の膳（ぜん）に向う時分からしとしとと降り出した... その雨が先刻夕飯の膳に向う時分からしとしとと降り出したの読み方
夏目漱石「行人」

...雪降り小女郎泣く子は帰れ雀と帰れ一軒家の背戸に雪五合降つて来た山の　山の奥の雪降り小女郎一里も　二里も雪負（しよ）つて飛んで来た...
野口雨情「十五夜お月さん」

...浩一郎母子（おやこ）の降りて来た道から... 浩一郎母子の降りて来た道からの読み方
野村胡堂「古銭の謎」

...孫右衞門夫妻一二階から降りて來た... 孫右衞門夫妻一二階から降りて來たの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...むつは土間へ降りて... むつは土間へ降りての読み方
林芙美子「クララ」

...沈黙ってよう……お夏さんが火を取りに下に降りると... 沈黙ってよう……お夏さんが火を取りに下に降りるとの読み方
林芙美子「放浪記（初出）」

...途中雨が降り出したので... 途中雨が降り出したのでの読み方
林芙美子「放浪記（初出）」

...皇帝は先に立って階段を降りる... 皇帝は先に立って階段を降りるの読み方
久生十蘭「魔都」

...昇はそのまま起上（たちあが）ッて二階を降りて往った... 昇はそのまま起上ッて二階を降りて往ったの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...降りると同時に辻の血だらけになつた屍が浮んで来たのである... 降りると同時に辻の血だらけになつた屍が浮んで来たのであるの読み方
北條民雄「道化芝居」

...イソイソして土間に降りて... イソイソして土間に降りての読み方
三好十郎「斬られの仙太」

...驢をそこで降りて... 驢をそこで降りての読み方
吉川英治「三国志」

...「この辺でお待ち申すのか」秀吉は促（うなが）されて駒を降りた... 「この辺でお待ち申すのか」秀吉は促されて駒を降りたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...二夜も三夜も降り流せ）と... 二夜も三夜も降り流せ）との読み方
吉川英治「新書太閤記」

...お吉が階下（した）へ降りてきた... お吉が階下へ降りてきたの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...泣き声をふくんだ二人のさけびが、丘を降り、野を駈け、山ふところの谷間まで駈けて、木魂（こだま）を呼びたてる...
吉川英治「宮本武蔵」

...階下（した）へ降りて... 階下へ降りての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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