...九時頃に来た電報の「北海道官有林附与問題」といふのを...
石川啄木 「病院の窓」
...除隊当時の能力に応ずる階級を附与すべきである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それが自らに生命を附与する塩...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...格式を附与するの制すら出で来(きた)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...珍々先生は自己の廃頽趣味に絶対の芸術的価値と威信とを附与して...
永井荷風 「妾宅」
...自分に附与された思いがしていた...
火野葦平 「花と龍」
...此国ニ裁判ノ権ヲ附与スルヲ拒テ裁判局ヲ廃シタリ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...古人は何故にこの好題目を遺(のこ)して乃公(だいこう)に附与したるかと怪(あやし)むに至るべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...思っていた人々の附与した名のようだが...
柳田国男 「海上の道」
...地名を附与した異民族の場合と...
柳田國男 「地名の研究」
...別々の名を附与して重複していることがある...
柳田國男 「地名の研究」
...すでに若干の地名をこれに附与していたゆえに...
柳田國男 「地名の研究」
...実証した後に附与した名ではなかった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...何故にそのような名前が稲扱器に附与せられたか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...青州大興山(たいこうざん)の附近一帯(山東省済南(さいなん)の東)に跳梁している黄巾賊五万以上といわれる勢力に対して太守劉焉は、家臣の校尉(こうい)鄒靖(すうせい)を将として、大軍を附与し、にわかに、それへ馳け向わせた...
吉川英治 「三国志」
...寵遇(ちょうぐう)の象徴としてこれ以上な附与(ふよ)はない...
吉川英治 「私本太平記」
...越前全州と加賀二郡を附与(ふよ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...――梁中書(りゅうちゅうしょ)から絶対の権を附与され...
吉川英治 「新・水滸伝」
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