...除隊当時の能力に応ずる階級を附与すべきである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大隊長の指揮につき「大隊戦闘の本旨は諸般の戦況に応じ大隊長の的確かつ軽快なる指揮と各隊の適切なる協同とに依り大隊の戦闘力を遺憾なく統合発揮するにあり」と述べ(第四百八十)更に「……戦況の推移を洞察して適時各隊に新なる任務を附与し……自己の意図の如く積極的に戦闘を指導す」(第五百四)と指示している...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そして螯(はさみ)の恐ろしく力強い形がそれに或る美しさを附与している...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...この条項を備えたる評家はこの条項中のあるものについて百より〇に至るまでの点数を作家に附与せねばならん...
夏目漱石 「作物の批評」
...いささか新しい意味を附与するのに...
久生十蘭 「南極記」
...あらゆる血と生活力とを附与して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...さらに進んでは物に適切なる名を附与する言語の力...
柳田国男 「海上の道」
...単にある一定の地域に附与せられた名称のみでも四十六府県七十市五百余郡のほかに...
柳田國男 「地名の研究」
...これがことごとく最初から今ある区劃に対して附与した名であったろうことは想像しがたいのに...
柳田國男 「地名の研究」
...一時にたくさんの地区名を附与しなければならぬ場合が多かった...
柳田國男 「地名の研究」
...はたまた占有の後になって始めて附与したものかを差別してみることである...
柳田國男 「地名の研究」
...この名を附与する必要はなかったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...実証した後に附与した名ではなかった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...また大人の名を附与してその遺跡と口碑とを保存し...
柳田国男 「山の人生」
...ご辺に附与するのである...
吉川英治 「三国志」
...寵遇(ちょうぐう)の象徴としてこれ以上な附与(ふよ)はない...
吉川英治 「私本太平記」
...附与してやったともいえるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...――梁中書(りゅうちゅうしょ)から絶対の権を附与され...
吉川英治 「新・水滸伝」
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