...感覚的な外観の底にかくれた不可達の生命をつかもうとする熱望衝動(インパルス)が同じ方向に動こうとする吾々の心にもいくぶんかの運動量を附与しないだろうか...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...格式を附与するの制すら出で来(きた)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...たとえば狐でも狸でもテンマルでもミコシ入道でも幽霊でもモモンガーでもカマイタチでもデーダラボッチでもそれぞれのグロが皆相当の形体を附与されて表現されるのに...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...そして螯(はさみ)の恐ろしく力強い形がそれに或る美しさを附与している...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...赤裸にすべての権能を附与せんと試みる...
夏目漱石 「草枕」
...いささか新しい意味を附与するのに...
久生十蘭 「南極記」
...即ちある作品に商業的価値を附与する大まかな条件を列挙してゐる...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...これに勘弁の力を附与し...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...寿命や運勢を附与する力が...
柳田国男 「海上の道」
...地名に一定の漢字の附与せられたのは後の事で...
柳田国男 「海上の道」
...近畿と中国東部ではこれに山中と同様のタニという語を附与し...
柳田國男 「地名の研究」
...この名を附与する必要はなかったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ご辺に附与するのである...
吉川英治 「三国志」
...兵三万を附与した...
吉川英治 「三国志」
...さきに連れてきた十万の軍馬をことごとく魏城に附与して...
吉川英治 「三国志」
...もし彼に兵権を附与せば...
吉川英治 「三国志」
...これに宮中のすべての治を附与した...
吉川英治 「三国志」
...――梁中書(りゅうちゅうしょ)から絶対の権を附与され...
吉川英治 「新・水滸伝」
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