...そのものには存在せざる意義を附与するのも...
津田左右吉 「日本精神について」
...十八南町奉行附与力...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...これに下賤軽蔑の色を附与したるは...
中里介山 「大菩薩峠」
...赤裸にすべての権能を附与せんと試みる...
夏目漱石 「草枕」
...いささか新しい意味を附与するのに...
久生十蘭 「南極記」
...もしも今の上士の家禄を以てこれを下士に附与(ふよ)して下士従来の活計を立てしめなば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...鉄窓のもとにつなぐべき権利を附与されてゐる...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...あらゆる血と生活力とを附与して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...フィクションにリアリテを附与するための裏打ちとして提出されていると見なければならぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...寿命や運勢を附与する力が...
柳田国男 「海上の道」
...思っていた人々の附与した名のようだが...
柳田国男 「海上の道」
...これがことごとく最初から今ある区劃に対して附与した名であったろうことは想像しがたいのに...
柳田國男 「地名の研究」
...一時にたくさんの地区名を附与しなければならぬ場合が多かった...
柳田國男 「地名の研究」
...ご辺に附与するのである...
吉川英治 「三国志」
...曹操に当り得るほどな実力を彼に附与すれば...
吉川英治 「三国志」
...これに宮中のすべての治を附与した...
吉川英治 「三国志」
...附与してやったともいえるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...――梁中書(りゅうちゅうしょ)から絶対の権を附与され...
吉川英治 「新・水滸伝」
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