...この一〇〇一の試問と難関をぱすした英雄にのみ西伯利亜(シベリア)経由の特権が附与されるのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...神に人格を附与する一契機がそこにも生じたであろうに...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...感覚的な外観の底にかくれた不可達の生命をつかもうとする熱望衝動(インパルス)が同じ方向に動こうとする吾々の心にもいくぶんかの運動量を附与しないだろうか...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...格式を附与するの制すら出で来(きた)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...赤裸にすべての権能を附与せんと試みる...
夏目漱石 「草枕」
...この条項を備えたる評家はこの条項中のあるものについて百より〇に至るまでの点数を作家に附与せねばならん...
夏目漱石 「作物の批評」
...天然にそなはり附与されてゐる生活力を見るにつけ...
林芙美子 「浮雲」
...女の顔に妖(あや)しい色気を附与している...
火野葦平 「花と龍」
...これに勘弁の力を附与し...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...鉄窓のもとにつなぐべき権利を附与されてゐる...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...あらゆる血と生活力とを附与して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...「ザッハリッヒなものを作品に附与するための手法」としてこちらに来てしまうのである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...別々の名を附与して重複していることがある...
柳田國男 「地名の研究」
...すでに若干の地名をこれに附与していたゆえに...
柳田國男 「地名の研究」
...兵三万を附与した...
吉川英治 「三国志」
...さきに連れてきた十万の軍馬をことごとく魏城に附与して...
吉川英治 「三国志」
...これに宮中のすべての治を附与した...
吉川英治 「三国志」
...附与してやったともいえるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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