...僕は勿論山田孝雄氏の驥尾に附する蒼蠅なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...富豪(かねもち)は善光寺へ仁王さんを寄附する事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...皇室に依附することによってその家の存在を示そうとした形跡も...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...みすみすかくの如き江山(こうざん)挙げて人に附するぞ口惜しけれ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...事件は不問に附すべきものではなかった...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...のみならず其當時の勢力あるものに幾らか阿附する傾きがあつて...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...系統を附すべきものではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...末尾に短歌十五首を附す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...相当の理由があって等差を附するならば差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「作物の批評」
...これを一致の意見として添附す同日朝...
久生十蘭 「泡沫の記」
...反乱は不問に附することになった...
久生十蘭 「ノア」
...並びにその方法の試業として、光学、気象学、幾何学を附す...
牧野信一 「卓上演説」
...甲の字と乙の字と取り違へたる場合は致し方なけれど或る字の画を誤りたる場合はこれを印刷に附する時は自(おのずか)ら正しき活字に直る故印刷物には誤字少き訳なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...各々関係の場所に訳註を附することとする...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一日五シリングを寄附するとすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わたくしも此手紙の印刷に附する價値あるものたるを信ずる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...これを緘默(かんもく)に附するに忍びぬからである...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...これは教外別伝に附すしかないであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??