...今度当選(あた)つたら君が一夜の愉快費位は寄附する...
内田魯庵 「貧書生」
...一方には羅馬(ろま)教会の擅行(せんこう)を批難しながら他方には他の新教徒に附するに Dissenters(分離者)とか Nonconformists(不合者)とかの聞き悪(にく)き名称を以てするにあらずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しかし自分の持っている金を学校に寄附するとかあるいは病院に寄附するとかいうことは普通の人のなすところなれば...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...怪賊烏啼天駆の行方を厳探(げんたん)に附す一方...
海野十三 「心臓盗難」
...海陸両軍費に寄附すべし...
関寛 「関牧塲創業記事」
...瞬時も之を等閑に附するを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...このブレインが群小宗教に寄附する金は人をアッといわせるほど巨大なもので...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...いわゆる「七里の江山犬羊に附す」と叫びしが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...又た之れを討論に附するには...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...國でこれを附する...
日本国 「新憲法の解説」
...大学へ送って解剖に附することに仕ましょう...
羽志主水 「越後獅子」
...之に附するに漠然たる陰陽の名を以てしたるまでのことにして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...論者が特にこの大切なる一点をば軽々(けいけい)看過してあたかも不問に附する者多きを見て窃(ひそ)かに怪しむのみか...
福沢諭吉 「日本男子論」
...俺は門脇の桜を学校へ寄附するんだ...
牧野信一 「サクラの花びら」
...これに索引の完全なるものを附すべきであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...若くは解釋を附するにあらでは毫も解すべからざる文字...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...版に附するに及んでさらに原画にある個性の角(かど)がとれ...
柳宗悦 「工藝の道」
...全洛陽を火葬に附すであろう...
吉川英治 「三国志」
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