...併し彼は民族的傳統を顧慮することによつて自己の内容に限定を附することを屑しとしない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...俺の生活を盡して之を人類に寄附するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...明治二十六年七月十八日鉄拐山の麓において内村鑑三改版に附する序この書初めて成るや余はもちろんまず第一にこれを余の父に送れり(彼は今は主に在りて雑司ヶ谷の墓地に眠る)...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...再版に附することとはなしぬ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...明治三十二年十月三十日東京角筈村において内村鑑三改版に附する序この講演は明治二十七年...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...决して之を等閑に附するを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...それに「俳句への道」という題を附することにした...
高浜虚子 「俳句への道」
...それとも僕の探険旅行に百ルーブリ寄附するんだな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...難民のため五千銀ルーブリを寄附することにきめた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...「已(すで)に死生を把(と)りて余事に附す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...又た之れを討論に附するには...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一とか二とか等級を附すべきものではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...動物園は好きな場所だが、寄附する、とか、預ける、とか、いふ話になると、いづれ東京市のお役人が出て來て、屆を書かせたりするのではないか...
中島敦 「かめれおん日記」
...弁護人にも護衛を附す...
平出修 「逆徒」
...十句にても百句にてもたちどころに成るを直(ただち)にこれを投書として郵便に附す...
正岡子規 「墨汁一滴」
...遽(にはか)に沒字に附するに沒却の義を以てしたるものとするが如きことなしとも言ひ難し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...篇末に特に大意を附す...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...いかなる人間でも落度をかぞえれば罪の名を附すことができる...
吉川英治 「三国志」
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