...之を附するに中三権頭兼遠を以てしぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...俺の生活を盡して之を人類に寄附するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...十万ドルを寄附することになった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...富豪(かねもち)は善光寺へ仁王さんを寄附する事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...彼はかなりの人数の護衛者を身辺に附する約束をしたと信ずべき理由が我々の方にはあったのだから...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...いわゆる「七里の江山犬羊に附す」と叫びしが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...事の公徳に關するものは予固より之れを不問に附する能はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それ相応の特徴を附する事が出来る...
永井荷風 「日和下駄」
...その解釈を附する段になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...反乱は不問に附することになった...
久生十蘭 「ノア」
...この調書に絶対の証拠力を附すと云ふ公判判事の無識...
平出修 「逆徒」
...弁護人にも護衛を附す...
平出修 「逆徒」
...ここでは不問に附する...
平林初之輔 「文学方法論」
...一日片時も怠慢に附すべからず...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...わが国では植物に学名を附す事はまだ誰もやっていなかったが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ドイツの戦争に費(つか)うお金を寄附するために赤十字社の音楽会に日本を代表して出演して下さい...
三浦環 「お蝶夫人」
...個人に対して多すぎる分は村へ寄附すればよいと解決されたのであった...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...――こういう、因縁つきの主従なので、吉宗に附するに、彼の隠し目付は、たしかに適役にちがいなかった...
吉川英治 「大岡越前」
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