...追縋(おいすが)って跡に附くと...
泉鏡花 「婦系図」
...運転手が気附く筈はありません...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...やがて檣柱(マスト)の側へ近附くと...
大阪圭吉 「死の快走船」
...こげ附くようになりながら...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一家の事情によって身に附くような職をも覚えず中途半パな人間になってしまったが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...どうしてこの子供はかういふことばかりに気が附くのであらうと...
外村繁 「打出の小槌」
...何の事に直ぐ追い帰されてしまって取附く島がございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...舌が屍体に引ッ附くので...
中山太郎 「屍体と民俗」
...実に何であったかを気附くであろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...順序として先づ概論の名の附くものを讀まねばならぬかの如く考へる形式的な考へ方にとらはれないといふことである...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...二つの勢力のどっちにも附くまいと言う――一種のサボタージュと言うか――つまり第三の道などを言い立てて...
三好十郎 「冒した者」
...ケントウぐらい附くらしいけど...
三好十郎 「その人を知らず」
...氣の附くことなら...
三好十郎 「肌の匂い」
...(抱き附く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何をふら附くのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...とうとう私はランプの附くまでいて帰った...
森鴎外 「二人の友」
...「ゆべし」と名附くるものは各地にありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...滅多に気附くものではない...
横光利一 「欧洲紀行」
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