...早くその――ええソノ阿魔(あま)っ児(こ)を上へあげろちゅうに」旦那様は...
海野十三 「什器破壊業事件」
...「いたづらな阿魔つ子めが……」と途(みち)の出会頭(であひがしら)に石を擲(な)げつけた女達が交(まじ)つてゐたといふ事を何かの本で読んだ事がある...
薄田泣菫 「茶話」
...福松の阿魔だがなア...
中里介山 「大菩薩峠」
...何處の阿魔(あま)だか知らないが――」ガラツ八はその儘女を追立てるやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの阿魔を擧げようと思ふんだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「太え阿魔(あま)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太てえ阿魔(あま)だ」平次は日頃にない亂暴な口をきいて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊賀屋の伜源三郎は諦めもするでしょうが、磯の安松は賽(さい)ころの目に賭けても引っ込むわけに行かない、――阿魔ッ、ただは置くものか――と牙を磨いているところへ、仙台様のお忍びで、都合よく鼻の先の芝口の路地に、花嫁の駕籠が停った」「待ってくれ、八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――そんなことで俺はあの阿魔を殺し損ねたんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その辺でお栄の阿魔の姿を見かけませんか」八五郎はすっかり面喰らっておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此処まで引張り出されたよ」「そのお夏は何処に居ます」「俺と一緒に戻った筈だが」「あの阿魔(あま)だ」由良松と喜三郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とッくの昔に腕の一本ぐらいヘシ折ってある阿魔だ――何だってこんな阿魔ちょの...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...その阿魔と餓鬼を押えつけろ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...この阿魔(あま)あ今になっても...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...文太郎 (捕縄の縺れにじりじりして)阿魔をずらかせようとて...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...阿魔(あま)ッ子(こ)風情(ふぜい)に目をくれるもんか! ただ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あの阿魔(あま)でもなくッて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...……この阿魔ッふざけるな...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
便利!手書き漢字入力検索