...ファラデーその人はというと旧阿蒙(きゅうあもう)ではなかった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...決して呉下(ごか)の旧阿蒙(きゅうあもう)ではない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...呉下阿蒙(ごかのあもう)には非ざるなり...
太宰治 「花吹雪」
...同輩の者達がだんだん出世するのに自分だけ呉下の旧阿蒙(きゅうあもう)でいるのは余り腑甲斐(ふがい)なくもあるし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わたくしは依然として呉下(ごか)の旧阿蒙(きゅうあもう)たるに過ぎぬであろう...
永井荷風 「西瓜」
...いったいどれほど進歩したか? 依然たる呉下(ごか)の旧阿蒙(きゅうあもう)ではないのか...
中島敦 「悟浄歎異」
...健気(けなげ)に生い立った阿蒙(あもう)の変りかたではない...
夏目漱石 「虞美人草」
...旧阿蒙(きゅうあもう)の老胡堂が...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...児島と僕とは旧阿蒙(きゅうあもう)であった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...依然呉下の阿蒙たる地位を脱することの出来ない身である...
山本実彦 「十五年」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??