...これはちょっと変っている大足だ...
海野十三 「赤外線男」
...世界をおしかくす赤(あか)いふくらんだ大足(おほあし)は夕焼のごとく影をあらはさうとする...
大手拓次 「藍色の蟇」
...代々木の停留場に上る階段のところで、それでも追い越して、衣(きぬ)ずれの音、白粉(おしろい)の香(にお)いに胸を躍(おど)らしたが、今度は振り返りもせず、大足に、しかも駆けるようにして、階段を上った...
田山花袋 「少女病」
...大足彦忍代別天皇(おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)の四十年...
中里介山 「大菩薩峠」
...藤原の大足(おおた)りのたりたりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...後母さん曲り角銀行員のFさんは新しい背広を着て――大足に出ていつた黒いソフト...
野口雨情 「都会と田園」
...「田舎でもねー」と流石大足の私も十二文ノコウ高には少々驚かされる...
宮本百合子 「大きい足袋」
...かりにこれに相応するような大足の持主があるにしても...
柳田国男 「山の人生」
...二尺ほどの大足である...
柳田国男 「山の人生」
...加賀ではあの国を三足であるいたという大足跡もありますが...
柳田国男 「山の人生」
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山之口貘 「鮪に鰯」
...さつくと大足(おほあし)に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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