...彼等は錫の薄い床でそれを覆ふてその錆の出るのを防ぎ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...『神の育つるメネラオス! アルゴス勢と水軍を防ぎて救ふ方策の急務は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...打ち下す力の凄いために隙だらけの胴に切り込むことが出來ないので竹刀の方は防ぎ一方に逃げまはつて居る...
長塚節 「撃劍興行」
...二重三重の防ぎで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いろ/\防ぎの手も考へたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...来るべき災難を未然に防ぎ...
萩原朔太郎 「易者の哲理」
...傍(かたわら)より番をして防ぎ護り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そして、凌辱を防ぎ、また両性の聖職に対する尊敬を確立するために、規則が完全に出来ているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...防ぎ難き勢もて進めり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どうやら出血だけは防ぎましたので...
吉川英治 「江戸三国志」
...劉延は防ぎにかかった...
吉川英治 「三国志」
...「関羽、貴公と関平とで、あとの留守を固め、東は呉に備え、北は曹操を防ぎ、君公のご出征中を、寸地もゆずらず守っていてくれまいか...
吉川英治 「三国志」
...もし敵が瀘水を渡って火攻めをして来たら防ぎはつきますまい」「然り...
吉川英治 「三国志」
...直義の防ぎに当てるのは...
吉川英治 「私本太平記」
...たれが防ぎに当るのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...防ぎ得ましょうや否やも……」「権六ッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが……必死の防ぎで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...倭寇を防ぎ得なかった高麗王朝はやがて崩壊し...
和辻哲郎 「鎖国」
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