...外套(がいとう)の襟に防ぎながら...
芥川龍之介 「毛利先生」
...大水をわかせてお防ぎになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...心からの笑い声が咽喉からせり上げて来るのを防ぎかねた...
寺田寅彦 「柿の種」
...アカイア諸將之を防ぎ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくのごとくローマ人はひとり武備をもって外敵を防ぎ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...自分達の幸福を防ぎまもろうとする好意のふん囲気を...
中井正一 「国立国会図書館について」
...大部分は未然に防ぎ得るものです」医学博士の酒井洪造は...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...短剣を振りまわしながら彼等を防ぎました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...どうにも防ぎようのないことだ...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...両手で鱶を防ぎながら...
久生十蘭 「手紙」
...もっとも彼らは自己の主張を防衛するに当りその論法はこの方面からの反対論を防ぎ得ないきらいがあるけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...防ぎに駆け向ったが...
吉川英治 「黒田如水」
...公孫は、焦心(いら)だって、「退くなっ」と、自身、白馬を躍らして、防ぎ戦ったが、麹義の猛勢に当るべくもなかった...
吉川英治 「三国志」
...いそぎ使いを馳せて江夏より兄君を迎えられ、君(きくん)を国主とお立て遊ばし、玄徳を輔佐としてまず内政を正し、しかる後、北は曹操を防ぎ、南は孫権にあたり、上下一体となるのでなければ、この荊州の滅乱(めつらん)はまぬかれません!」と、はばかる色もなく直言した...
吉川英治 「三国志」
...その防ぎに忙殺(ぼうさつ)され...
吉川英治 「三国志」
...防ぎかねて見えた高山右近の部下も...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが……必死の防ぎで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こう防ぎ疲れてしまっては……」「どこか...
吉川英治 「平の将門」
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