...今日まで之に依つて世道人心の堕落を防ぎ得なかつたことは...
丘浅次郎 「人類の将来」
...身に帶べる其青銅の胸甲は防ぎ守らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...何んの防ぎも無い...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そんな心細い武士が次第に殖えて行くのを防ぎやうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...短剣を振りまわしながら彼等を防ぎました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...どんな方法で殺られるかわからねえから防ぎがつかないのだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...水を吐いて防ぎもしよう...
牧野信一 「環魚洞風景」
...予かつて高等哺乳動物の心室と心耳の動作を精測したき事あって一疋の猴の躯を嚢(ふくろ)に入れてひっ掻かるるを防ぎ...
南方熊楠 「十二支考」
...刀を抜いて二人を防ぎつつ狂ったように叫ぶ)畜生っ! ひ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...木の繁(しげ)るを防ぎ...
森鴎外 「みちの記」
...どちらの側からいっても防ぎようがない...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...もし敵が瀘水を渡って火攻めをして来たら防ぎはつきますまい」「然り...
吉川英治 「三国志」
...防ぎ戦う者もなかった...
吉川英治 「三国志」
...密々、触れをまわして引揚げの準備をさせ、一面、馬岱(ばたい)と姜維(きょうい)のふた手を殿軍(しんがり)に選び、「そち達は、山間(やまあい)に潜み、敵来らば防ぎ、逃げつづいて来る味方を容れ、その後、頃を測って引揚げよ」と、悲痛な面(おもて)で云い渡した...
吉川英治 「三国志」
...そしてその口々の防ぎを最後の奉公としてみな血に伏した...
吉川英治 「新書太閤記」
...それでも一時の防ぎに止まるのか」「爾後(じご)のことは...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱刃の下に防ぎ戦い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今までの出水(でみず)もそこだけは防ぎ止め...
吉川英治 「宮本武蔵」
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