...すなわち真の無階級の世界が闢(ひら)かれるためには...
有島武郎 「片信」
...この訳書の原書に示された宇宙開闢論に関しては遊星雰囲気の問題...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...今日世の中にある生物は動物でも植物でも決してすべて世界開闢(かいびゃく)のときから今日のとおりの形に造られ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...大陸的国民の天地開闢説をば...
高木敏雄 「比較神話学」
...俗説、天地初開闢、未レ有二人民一、女搏二黄土一為レ人、劇、務力不レ暇レ供、乃引二縄組泥中一、挙以為レ人、故富貴賢知者、黄土人也、貧賎凡庸引レ組人也、女に就て、古史伝承の語る所、区々にして一致せずと雖も、其庖犠の制度を承くると云い、婚姻を置くと云い又、楽器を作ると云うは、何れも人文的事業なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...村開闢(かいびやく)以来の珍事として...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...開闢以来ただの一人でも...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...日本の開闢は何千年か知りませぬ...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...兎に角朝鮮から滿洲地方の國々の開闢の傳説の一番最初の王が東明であるか沸流であるかどつちかである...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...(十九)闢舊説 傳記などに就て...
内藤湖南 「支那目録學」
...全體の國土開闢者として考へられるまで發達した點は...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...われわれに開闢(かいびゃく)以来大和(やまと)民族が発音した事のない...
永井荷風 「監獄署の裏」
...開闢(かいびやく)以來を尋ねたらば折る指に彼の内儀さまが袖口おもはるゝ...
樋口一葉 「大つごもり」
...恐らく天地開闢以来...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そして開闢以来、人口増減の原因は、おそらく吾々が知っている他のあらゆる自然法則と同様に、不断に働いてきたものなのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...當時は吾國開闢以來の思想の動搖轉換期にして實に先生は其の先唱者にして又中心點なりしなり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...天地闢(ひら)けて以来...
吉川英治 「三国志」
...天には雲を闢(ひら)き...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索