...恐らくこの池の開闢(かいびやく)以来未嘗(いまだかつて)なかつた事であらう...
芥川龍之介 「蛙」
...カントの宇宙開闢論もやはり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...我々がカントの宇宙開闢論の著述を賛美するのは物理学的見地から見てではなくて...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...天地開闢以來(てんちかいびやくいらい)未(いま)だ斧鉞(ふいつ)の入(い)らざる大森林(だいしんりん)...
伊東忠太 「妖怪研究」
...思い思いの異装に趣向を凝らして開闢以来の大有頂天(だいうちょうてん)を極めた...
内田魯庵 「四十年前」
...数個の開闢説を有す...
高木敏雄 「比較神話学」
...日本神話の天地開闢説に関する...
高木敏雄 「比較神話学」
...例えば現代の分子説や開闢説(かいびゃくせつ)でも古い形而上学者の頭の中に彷徨(ほうこう)していた幻像に脈絡を通じている...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...おそらく開闢(かいびゃく)以来の長い手紙であろう...
寺田寅彦 「話の種」
...開闢論(かいびゃくろん)...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...肖像畫も殆んど現存の繪畫の開闢期より既に存在せしが...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...われわれに開闢(かいびゃく)以来大和(やまと)民族が発音した事のない...
永井荷風 「監獄署の裏」
...世界開闢(かいびゃく)説についてばかりではない...
中島敦 「セトナ皇子(仮題)」
...すでに平民へ苗字(みょうじ)・乗馬を許せしがごときは開闢(かいびゃく)以来の一美事(びじ)...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...電気の働(はたらき)は開闢(かいびゃく)の初(はじめ)より明に示す所なれども...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...開闢(かいびゃく)以来の珍事と云おうか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...実際こうした趣味は天地開闢(かいびゃく)以来ある趣味なのでしょうか...
夢野久作 「ナンセンス」
...緋(ひ)おどし谷(だに)の開闢(かいびゃく)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
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