...賭博偶然即ち神と闘うものは常に神秘的威厳に満ちている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...正邪相闘う場合には...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それは神と闘うことであった...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...われわれは逆運と闘う一個の人間の悲劇的な面貌を見...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...僕は闘うことを望む!」沈黙が来た...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...つまり世の中と闘う必要がないからいけないのだともいっていました...
夏目漱石 「こころ」
...二個の相容(い)れざる願望嗜欲が胸に闘う場合も同じ事であった...
夏目漱石 「それから」
...(激しく闘う)おきぬ (太郎吉と共に...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...(敵の刀を奪い闘う)太郎吉 ああ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...インドのモンネース獣は帽蛇(コブラ)と闘うに...
南方熊楠 「十二支考」
...虎曰く共に闘うべし...
南方熊楠 「十二支考」
...反ソヴェト戦争準備と闘う日本プロレタリア・農民にとって...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...常に政治と闘う者のことである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...つまり、お前たち、身を以てファッショの毒を受けて苦しんだ若い者がやらないで誰がやるんだ? お前がこれまでに受けた手きずを痛く感ずれば感ずる程、そんな無意味な痛苦を今後ひき起さないように、まだ残っている軍閥や財閥の根と、お前は闘うのが、一番自然なんだ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...霊(れい)が鬼物(きぶつ)と闘うことが出来るのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...伊兵衛は闘うことに心を奪われたあまり...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...生きがいのある苦難と闘う時代の子となれるだろうか」「あなたの叔父様に...
吉川英治 「三国志」
...『いや、それは困りますな』『なぜ、なぜ?』『われら僧侶の者が、三十年四十年と、禅那(ぜんな)の床に、苦行をするのも、自力聖道(じりきしょうどう)の教にすがって、禁慾と闘うのも、申さば、今の各のような心境に立ち至りたいことが目標なのでござる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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