...ずっとすぐれた頭脳の持主であるといわれる火星人と闘うのであるから...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...真理と正義と平等とのために不断のたたかいを闘う...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...今後に於ける各民族間の競争は恰も不治の病人が相闘うて居る様なもの故...
丘浅次郎 「人類の将来」
...天使と闘うヤコブに似ていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それはニューギニヤやアリューシャンで闘うときのつらさとは違った厄介さをもって...
中井正一 「地方文化運動報告」
...二個の相容(い)れざる願望嗜欲が胸に闘う場合も同じ事であった...
夏目漱石 「それから」
...「我等の伊達男二人は闘うんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...つまり自分の詩を絶えず改めるものですから、どの版にはどうあるということを一々照合して、出来た、大変な本が出たんでありますが、大体詩人というものの今の行き方はですね、科学者の一歩々々前を否定し、前を否定し、つまり霧と闘う、霧とたたかうような行き方に非常に接近して来たのであります...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...雄々しくプロレタリアの幸福のために闘う闘士たちの姿とを比べて見たとき...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...反ソヴェト戦争準備と闘う日本プロレタリア・農民にとって...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...正面から時代と闘うことは勿論(もちろん)...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そればかりが出て闘うのだから数の問題ではない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...みんなが倶に闘うべき兵だ...
山本周五郎 「新潮記」
...若林はあくまでもこの実験を固執して徹底的に吾輩と闘うべく腰を据えているに違いないのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...心が闘うのではなく...
横光利一 「上海」
...そして、顔を出せば、三代前の祖父のように、狂的に、火となって、闘うだろう事は、自分の血液が予感しているが、さて、その祖父のやった犠牲が、どれ程後の百姓を生かしたかと考えると、二の足をふまざるを得なかった...
吉川英治 「脚」
...時の宋朝(そうちょう)治下の紊(みだ)れと闘う反骨と涙に生きる漢(おとこ)同士であろうと約したものである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...死んだって」闘う女の真白な玉裸(ぎょくら)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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