...だから、大会なり委員会で決ったことを、党員が私心を挟まないで行動して行けば、社会党には対立も、派閥も、分裂もないのである...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...近時支那の軍閥戦争等...
石原莞爾 「戦争史大観」
...紳士閥の政策は、此の後者を絶滅させ、前者を同化させる事にある...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...役者も門閥と言ふ昔からの壁がある...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...経済記者が財閥の手によって買収されたとしたならば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...寧ろ恐れたのは大衆ではなくて要路者や財閥や「自由主義者」であった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...時としては藩閥の忠言者と爲りて黨人の疑惑を惹き起すことあるべく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ伊藤侯と大隈伯あるのみ而して伊藤侯の藩閥に對する情縁の絶つ可からざるものあるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯は三策を建てゝ藩閥の元老に謀る上策に曰く内閣を維持すると共に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...単に藩閥の利害を一致せしめて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一方に於ては国民の新同情を得たりと雖も他方に於ては藩閥及び之れに属したる人士の憎疾を蒙ること少なからずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...士族以上も門閥を失い家禄を奪われたのであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...改革に遭って門閥家禄を失い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...笠原忠兵衛は中東とアフリカで木綿を買っている近江財閥の一族で...
久生十蘭 「雪間」
...何でもない只(ただ)小供の戯れの遊びにも門閥が付て廻るから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...エルカラ閥の誠忠な一人だった...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...派閥(はばつ)などと区別される...
矢部貞治 「政治学入門」
...政党が公党として公共利益を目的とし、あくまで選挙や議会を通じて合法的に政権を獲得しようとするもので、その組織も性格も民主的、大衆的で、言論、集会、結社などの自由を前提にし、当然に他の政党の存在を予想するものであるに対し、徒党や派閥は、極めて部分的な目的を持ち、詐術(さじゅつ)や陰謀や暴力を主な手段とし、組織も性格も独裁的、非大衆的、不寛容的な私党だというのが、一般に認められる区別である...
矢部貞治 「政治学入門」
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