...一度門閥の味を試(な)めた奴は電信でないと世の中が渡れないと見えて...
内田魯庵 「犬物語」
...また門閥の話が出た...
徳田秋声 「足迹」
...」「あたし貴方(あなた)の家の財産や門閥は...
徳田秋声 「縮図」
...却って小ブルジョア的な軍閥――それは農民・官吏・其の他を引き具している――のイデオロギーとして自覚されている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之は藩閥内閣から中間内閣や政党内閣になろうと変らないし...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...然れども侯は決して他の藩閥者流の如き政黨嫌ひの政治家にあらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ伊藤侯と大隈伯あるのみ而して伊藤侯の藩閥に對する情縁の絶つ可からざるものあるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...先づ藩閥と政黨とを結合するを第一着手としたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯にして藩閥に殉ずるほどの愚人ならば初めより政友会を組織する如き無益の労苦を為すの謂れなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯は藩閥を超越すると共に党派をも超越して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...つまり今日で言へば軍閥反對です(笑聲起る)...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...士族以上も門閥を失い家禄を奪われたのであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また財閥によって支えられた調査機関も自然消滅した...
中井正一 「調査機関」
...日本の力は軍閥や官僚が培ったものではない...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...二大閥をなして争った...
蜷川新 「天皇」
...或は市中公会等の席にて旧套(きゅうとう)の門閥流(もんばつりゅう)を通用せしめざるは無論なれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...門閥の故(ゆえ)を以(もっ)て漫(みだり)に威張るは男子の愧(は)ずべき事である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...薩長土肥の藩閥諸公であった...
夢野久作 「近世快人伝」
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