...閣老たちは政治の舞台から退いた...
...彼は閣老の孫で、華族の出身です...
...閣僚たちが閣老のアドバイスを求めて回り、政策の打ち出しを行った...
...閣老たちは大変長寿で、国家の発展に多大な功績を残した...
...閣老たちの生きた時代には多くの政争、内紛がありました...
...ここに於て幕府は閣老堀田備中守(ほったびっちゅうのかみ)〔正睦(まさよし)〕を使節として京都に送って...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...閣老掘田正篤(まさひろ)京都に遊説(ゆうぜい)す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これがために堀田閣老自(みずか)ら京都に到り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それで水野は將軍家慶の御前において閣議をひらき、その説を主張したが、つひに家慶の容れるところとならず、水野は激して「――既に斯く鎖國と決する上は、和の一字は、永劫未來御用部屋に封禁して、再び口外する勿れ、滿座の方々も果して其の覺悟ある乎」と絶叫したので、次席閣老で、家慶將軍の最も信頼厚かつた阿部伊勢守も、雙眼に涙をうかべ、兩掌を膝に支へながら、「委細承知仕りぬ」とこたへたといふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「幕府も、いろいろ手を延して、早く、斉彬公の世にしてと、阿部閣老あたり、それとなく匂わしておるが――一得一失でのう」「一得一失とは」「お前には判らん」百城が廊下へ膝をついて「まだ差立てませぬと、申しておりました」「いかんのう――兵制を改めて洋式にしたので、異国方め、ぶうぶう申しておる最中に、廃止手当を遅らせては――」調所は、国許の反由羅党、反調所党の顔触れを見た時、すぐそれが斉彬擁護の純忠のみでなく、兵制改正、役方任廃に就いての不平者、斉彬が当主になれば出世のできる青年の多いことが目についた...
直木三十五 「南国太平記」
...困ったものだよ副将軍と言われるお人が一国さて置き半国ばかりの政事ができぬか家来は不服で四方に分散お前もまことに摺古木野郎(すりこぎやろう)だ高を差出し十万余りの賄(まかな)い貰って引込み思案が相当だんベエチャカポコ チャカポコチャカポコ チャカポコそれはさて置きゾロゾロいなさる閣老参政その他の役人分別ついたか因循姑息(いんじゅんこそく)も時によります歌舞伎芝居の上使の壱岐さん田舎(いなか)ざむらい...
中里介山 「大菩薩峠」
...京都所司代(しょしだい)と江戸閣老を斃し...
服部之総 「新撰組」
...「正精閣老たること殆ど七年...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...閣老の中に協力者を固めること...
山本周五郎 「風流太平記」
...閣老によって認められたことを証明するものであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...酒井侯はまた幕府閣老のなかでも権勢のさかんな人であるため...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...幕府閣老という枷(かせ)がある...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...四職の閣老すべて...
吉川英治 「私本太平記」
...どんな閣老や若年寄がやるよりも易(やさ)しかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...閣老から通牒(つうちょう)が来ているのであって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...閣老(かくろう)へ宛(あ)てて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...閣老は、裁断を下しかねた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...阿部閣老に取り入っているし...
吉川英治 「松のや露八」
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