...その後は藩主や家老などの重臣の乗用になっている関船(せきぶね)というがあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この関船は、中に小さな座敷めいたものが出来ていて、その両側に勾欄があり、欄の外側には多くの船頭が立って多くの櫓を操る、その状蜈蚣の如くである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...関船もそうだが、荷船に至っては一層、風の悪い時は航海を休む...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この船は何時(いつ)もの荷船ではなくて、関船といって、常には君公か、家老の乗るのであるが、折節船の都合でそれへ乗せられた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...関船にはちょっとした座敷造りの狭い間が二つもあって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...藩の方から廻してある関船やその他の船に乗った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この船も御召し替えという同じ型の関船であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...もうこの頃は大砲の術も漸々発達しているので今までの兵船たる関船では間に合わない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...幕府以外の諸侯で最初に汽船を買入れたのはその翌文久元年に薩摩が英人リンゼイから十二万ドルで買った補助機関船「イングランド」だった...
服部之総 「咸臨丸その他」
...フルトンのクレルモント号の進水(一八〇七年)から数えて六十年間にわたる単式機関船時代にある...
服部之総 「黒船前後」
...単式機関船時代には...
服部之総 「黒船前後」
...便乗する関船手形(せきぶねてがた)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...元は関船手形だけですんだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...実は関船(せきぶね)の便乗もとうとう今日で駄目になっている」「えっ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ましてや厳しいお関船(せきぶね)へは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お関船の底へ無体に私をほうりこんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お関船(せきぶね)の便がないから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...厳(いか)めしいお関船(せきぶね)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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