例文・使い方一覧でみる「関屋」の意味

...芳野山梢の花のいろ／＼におどろかれぬる雪の曙また関屋の花の木の下にて...
谷崎潤一郎「聞書抄」

...右へ折れる方は花の名所の吉野山へかかり、橋を渡るとじきに下の千本になり、関屋の桜、蔵王権現（ざおうごんげん）、吉水院（きっすいいん）、中の千本、―――と、毎年春は花見客の雑沓（ざっとう）する所である... 右へ折れる方は花の名所の吉野山へかかり、橋を渡るとじきに下の千本になり、関屋の桜、蔵王権現、吉水院、中の千本、―――と、毎年春は花見客の雑沓する所であるの読み方
谷崎潤一郎「吉野葛」

...例えば関屋閥というようなものがあったにしろ... 例えば関屋閥というようなものがあったにしろの読み方
戸坂潤「社会時評」

...訴訟事件に現われた限りでは関屋局長の方が不利なようだが... 訴訟事件に現われた限りでは関屋局長の方が不利なようだがの読み方
戸坂潤「社会時評」

...あれから不破の関屋の関守をやめて... あれから不破の関屋の関守をやめての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...昔の不破の関屋の跡の留守番をつとめておりまして... 昔の不破の関屋の跡の留守番をつとめておりましての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それから何処（どこ）をどう逃げ廻ったか、余吾之介は土手の闇を拾って、関屋から、綾瀬川の方へ出てしまいました... それから何処をどう逃げ廻ったか、余吾之介は土手の闇を拾って、関屋から、綾瀬川の方へ出てしまいましたの読み方
野村胡堂「十字架観音」

...... の読み方
正岡子規「俳人蕪村」

...関屋さんを音楽家にさせたのでした... 関屋さんを音楽家にさせたのでしたの読み方
三浦環「お蝶夫人」

...... の読み方
柳田國男「日本の伝説」

...「裏から入りましょう」二二人は関屋の裏から入り... 「裏から入りましょう」二二人は関屋の裏から入りの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...此処は関屋のうしろが丘陵... 此処は関屋のうしろが丘陵の読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...観世の関屋庄太郎氏も出ていた... 観世の関屋庄太郎氏も出ていたの読み方
夢野久作「梅津只圓翁伝」

...関屋孫兵衛（せきやまごべえ）か」と膝を打って... 関屋孫兵衛か」と膝を打っての読み方
吉川英治「鳴門秘帖」