...このシャツ、越後上布だよ...
...越後上布の着物を着たいと思っているんだ...
...古い越後上布を集めている人がいるらしい...
...越後上布は手触りがとてもいい...
...今回の展示会では越後上布の歴史について学べるそうだ...
...柿色の日傘をさして古風な越後上布をきた田舍娘がほこりにまみれた白足袋をはいて音をたてて橋を渡つていつた姿をおぼえてゐる...
竹久夢二 「砂がき」
...船宿の女房は越後上布に唐繻子の引かけ帶ですらりと立つたものごしが...
竹久夢二 「砂がき」
...越後上布(えちごじょうふ)の帷子(かたびら)の上に重ねた紗(しゃ)の羽織にまで草書(そうしょ)に崩した年の字をば丸く宝珠(ほうじゅ)の玉のようにした紋をつけているので言わずと歌川派(うたがわは)の浮世絵師五渡亭国貞(ごとていくにさだ)とは知られた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...越後上布(ゑちごじやうふ)の單衣(ひとへ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後上布(えちごじょうふ)の単衣...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「漸(ようや)っとお見えになりました、旦那様」「お、それは有難い」婆アの声につれて、窓際から身を起したのは、二十八九の立派な武士、越後上布に、白博多の帯、一刀を提げて起つと、長押(なげし)に髷(まげ)の刷毛(はけ)先が届きそうな堂々たる体躯で、浅黒い顔は日焦(ひや)けのせいでしょう、にっこりすると淋しさのうちにも、顫(ふる)いつき度いような愛嬌があります...
野村胡堂 「裸身の女仙」
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