...バチルスを発見すると否とはさまで吾人の人生に関与する所なしと雖(いへ)ども...
石川啄木 「閑天地」
...個人の生計に関与するほど...
谷譲次 「踊る地平線」
...支那人の生活において仏教の関与するところが少かったからである...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...その意味でかかる精神も現代に関与するところのあることはいうまでもないが...
津田左右吉 「日本精神について」
...国文学其他の諸科の学の関与する所である」(三〇二頁)とされた理由がうなづけるのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...それが国語教育の最も重要な点に関与することが出来なかつた理由ともなつてゐたのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...個人の性格は団体へ関与することに於て初めて成り立ち...
戸坂潤 「辞典」
...彼の魂に関与する権利をことに多く持ってると自認していたから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...国家が科学研究に関与することについては...
中井正一 「調査機関」
...知識が政治に関与する仕方は三千年の間...
中井正一 「「焚書時代」の出現」
...道徳学と文芸批評とは我々の嗜好および感情に関与する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...芸術的価値とは更に一層言へない何等かの価値(殆んど商業価値に換算できる価値)が関与することをも考慮しなければならぬ...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...このように万事に関与する特権をもっているのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの人間ご自慢の理性がその確実と透徹とによってそれが関与するすべての物の中に作り出すところの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「肉体が関与するとその欲望はかえって衰え弱まる」ということもできるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...子供がこれに関与する風習...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ほとんとその全部が山男たちの関与するところではなかった...
柳田国男 「山の人生」
...ここに取り扱われる「題材」が深い人性に関与するものなるがゆえであり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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