...大へんな雑閙(とう)があり...
上村松園 「余齢初旅」
...雑閙(ざっとう)する町を後にして...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...みな酔興(すゐきやう)なれば噪閙(おほさはぎ)して途(みち)を行(ゆ)く...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...巴里の熱閙(ねつたう)の中に帰つて行くやうに書いてある...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...あらゆる実際の都市の喧騒と雑閙とがあった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...雑閙の間にまぎれて...
豊島与志雄 「悪夢」
...遠い都の雑閙を思ふのがすきだ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...活々(いきいき)とした雑閙(ざっとう)と...
水野仙子 「散歩」
...臘節都城閙...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此(かく)の如き熱閙場裏(ねつたうぢやうり)に此の如き間言語(かんげんぎよ)を弄(ろう)してゐるのだから...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...平和な雜閙の流れへ...
吉川英治 「折々の記」
...自分を雜閙の中に溶けこますと...
吉川英治 「折々の記」
...その自動車が新宿の雜閙で止まつてゐるあひだ...
吉川英治 「折々の記」
...あの雑閙(ざっとう)中で絡(から)んできた無頼漢(ならずもの)の牛二(ぎゅうじ)を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それへ乗りわかれるまでの雑閙(ざっとう)といったらない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...六日後の牢城から江州郊外への刑場の道はたいへんな雑閙(ざっとう)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...華州城内の雑閙(ざっとう)をあるいていて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...積荷や客の送別で雑閙(ざっとう)していた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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