...彼女が話していることを聞き逃さずに、間髪を容れず返事をした...
...敵の攻撃に対して間髪を容れずに反撃した...
...計算問題では、間髪を容れずに答えを言わなければなりません...
...緊急事態では、間髪を容れずに行動しなければなりません...
...スピーチの練習をしているとき、間髪を容れずに言葉をつなげるように意識しました...
...間髪を容れず「お前より英語がうまいぞ」とハッピイがいったので...
石川欣一 「比島投降記」
...谷中村と海老瀬村との地勢及治水上の関係密接なるは其間髪を容れず...
田中正造 「非常歎願書」
...これに間髪を容れず...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...そして、中までふうわりしてきりっとしまった、もちゃもちゃした感じに喫驚したが、間髪を容れずに、縮れっ毛の大きな頭が迅速にぐるりと動いたので、また更に喫驚して、久保田さんはエヘンと大きな咳払いをした...
豊島与志雄 「人の国」
...それと間髪を容れず後から廻った岡田弥市の拝み討...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...間髪を容れず同じく自動車に乗り込みあの前の自動車(くるま)を追え...
西尾正 「陳情書」
...間髪を容れずに、ダーンと木精(こだま)を返して鉄砲の音、「あッ」顔をかすめて、プーンと焔硝が匂うのです...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...襲撃の寸前、間髪を容れず、鐚銭(びたせん)が一枚飛んで来て、曲者の鬢(びん)のあたりを強(したた)かに打ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間髪を容れずに椽側に顔を出した八五郎の眼が捕えたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その動きは間髪を容れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋に落ちて間髪を容れず愚かな行為に及んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...間髪を容れず、そこへ当の浪江が入ってくる(赤塚在に二人がいると聞き、すでにおきせは狂死した後だし、いっそ今のうち二人を討ち果たして一切の禍根を除こうと決心してやってきたからである)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...啻(ただ)に生活資料の平均的増加が少しでもあれば常にこれに間髪を容れずに追随せんとしているばかりでなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すると間髪を容れず...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...同時に自分の柔道の段位にも、相当の自信を持っていたらしく、イキナリ真正面から又野を突き退(の)けてデッキの平面に立つと、間髪を容れず、立直って来る又野の足を目がけて、猛烈な足払いをかけた……が……ビクともしない……と思った瞬間に又野の巨大(おおき)な両手が、中野学士の襟首にかかって、ギューギューと絞付けて来た...
夢野久作 「オンチ」
...鯨の新婚旅行チュータラ……」と仁三郎が間髪を容れず引取った...
夢野久作 「近世快人伝」
...間髪を容れずにまた...
吉川英治 「新書太閤記」
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