例文・使い方一覧でみる「間違っても」の意味


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...詰らぬ様なことなれども我輩の調査した所によりて猫が赤色を好むと云うことを述べて置く併(しか)し今も言う通り或は偶然の結果かも知れぬのであるから間違っても責は負わないのである...   詰らぬ様なことなれども我輩の調査した所によりて猫が赤色を好むと云うことを述べて置く併し今も言う通り或は偶然の結果かも知れぬのであるから間違っても責は負わないのであるの読み方
石田孫太郎 「猫と色の嗜好」

...いいかね、間違っても、そのカセイなんとかいうものなんぞに、こっちゃならないぞ」「ええ、大丈夫...   いいかね、間違っても、そのカセイなんとかいうものなんぞに、こっちゃならないぞ」「ええ、大丈夫の読み方
海野十三 「火星兵団」

...だが科学教育をそういう心的能力という形式的観念から問題にすることは間違ってもいるし流行ってもいないだろう...   だが科学教育をそういう心的能力という形式的観念から問題にすることは間違ってもいるし流行ってもいないだろうの読み方
戸坂潤 「現代科学教育論」

...間違ってもこういう陥井に墜ちてはならない筈である...   間違ってもこういう陥井に墜ちてはならない筈であるの読み方
戸坂潤 「読書法」

...どんなに間違っても縛られることはないから...   どんなに間違っても縛られることはないからの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...無事に育って、日傭取(ひようとり)かせぎでもいいから、こくめいに働いてさえくれればよい、間違っても、おれのように足が早く生れついてくれるなと心配しました...   無事に育って、日傭取かせぎでもいいから、こくめいに働いてさえくれればよい、間違っても、おれのように足が早く生れついてくれるなと心配しましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さあ、この後日に間違いがなければいいがと、ヒヤヒヤしているうちに、この座敷の主人、すなわち兵馬は無事に出立してしまったから、まあよかった、どう間違っても、当人さえ出て行けば、相手のない喧嘩はできないのだから、まあ何とか納まるだろうと、ホッと息をついているところへ、仏頂寺らが帰ったものだから、また新たな心配が起らないでもありません...   さあ、この後日に間違いがなければいいがと、ヒヤヒヤしているうちに、この座敷の主人、すなわち兵馬は無事に出立してしまったから、まあよかった、どう間違っても、当人さえ出て行けば、相手のない喧嘩はできないのだから、まあ何とか納まるだろうと、ホッと息をついているところへ、仏頂寺らが帰ったものだから、また新たな心配が起らないでもありませんの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...では弁信さんは、わたしを振捨てる気でそんなことを言うのでしょう」「そうではないのです、そうではないけれど、このままあなたを連れ出すということが、すんなり行くかどうかを考えさせられずにはおられません」「ようござんす、弁信さんがわたしを連れて関ヶ原へ行かなければ、わたしはわたしでひとりで行きますから」「では、やむを得ません、あなたと一緒に関ヶ原へ参りましょう」「ああ嬉しい」「わたくしはここに待っておりますから、おうちへ帰ってお仕度をしていらっしゃい」「それはいけません、弁信さん」「どうしてですか」「わたしがあそこへ帰れば、わたしはきっと引きとめられてしまいます、決してひとりで旅に出ることなんぞは許されるはずがありませんもの」「でも、そのままでは仕方がないでしょう」「だって、弁信さんだって――いつも着のみ着のままで、旅に出るではありませんか」「わたくしは違います――わたくしは世間の人と違って、旅が常住ですから……」「なら、わたしにもその真似(まね)をさせて下さい」「それはあぶないです」「あぶないことはございますまい、不自由な弁信さんが着のみ着のままで出られるように、ともかくも五体満足な、女の身ではあるけれども若い盛りのわたしが、着のみ着のままで出られないはずはありません、もし、間違っても、それはあなたの責任ではありませんから」「よろしうございます、では、このまま出かけましょう」「出かけましょう」二人はこの場の出来心――というよりも、非科学的であることの甚(はなはだ)しい弁信法師の頭だけの暗示をたよりとして、一種異様なる駈落(かけおち)を試みようということに、相談が一決してしまったのです...   では弁信さんは、わたしを振捨てる気でそんなことを言うのでしょう」「そうではないのです、そうではないけれど、このままあなたを連れ出すということが、すんなり行くかどうかを考えさせられずにはおられません」「ようござんす、弁信さんがわたしを連れて関ヶ原へ行かなければ、わたしはわたしでひとりで行きますから」「では、やむを得ません、あなたと一緒に関ヶ原へ参りましょう」「ああ嬉しい」「わたくしはここに待っておりますから、おうちへ帰ってお仕度をしていらっしゃい」「それはいけません、弁信さん」「どうしてですか」「わたしがあそこへ帰れば、わたしはきっと引きとめられてしまいます、決してひとりで旅に出ることなんぞは許されるはずがありませんもの」「でも、そのままでは仕方がないでしょう」「だって、弁信さんだって――いつも着のみ着のままで、旅に出るではありませんか」「わたくしは違います――わたくしは世間の人と違って、旅が常住ですから……」「なら、わたしにもその真似をさせて下さい」「それはあぶないです」「あぶないことはございますまい、不自由な弁信さんが着のみ着のままで出られるように、ともかくも五体満足な、女の身ではあるけれども若い盛りのわたしが、着のみ着のままで出られないはずはありません、もし、間違っても、それはあなたの責任ではありませんから」「よろしうございます、では、このまま出かけましょう」「出かけましょう」二人はこの場の出来心――というよりも、非科学的であることの甚しい弁信法師の頭だけの暗示をたよりとして、一種異様なる駈落を試みようということに、相談が一決してしまったのですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...どう間違っても東の空には現われないものなのです...   どう間違っても東の空には現われないものなのですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...どう間違ってもお内儀さんの御心配になるような事態が引起されるはずはないのでございます...   どう間違ってもお内儀さんの御心配になるような事態が引起されるはずはないのでございますの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...どう間違っても怪我はないところであるが...   どう間違っても怪我はないところであるがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...そう解釈してみると、解釈しきれないのは、では、ナゼ男も死んだ、これだけの男ならば、水練がないはずはなし、どう間違っても、この小娘一人を水上に扱い兼ねる代物(しろもの)ではないはずなのに、おぞくも生死を共にして抱合いの形に落ちてしまった...   そう解釈してみると、解釈しきれないのは、では、ナゼ男も死んだ、これだけの男ならば、水練がないはずはなし、どう間違っても、この小娘一人を水上に扱い兼ねる代物ではないはずなのに、おぞくも生死を共にして抱合いの形に落ちてしまったの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...しかしどう間違っても...   しかしどう間違ってもの読み方
夏目漱石 「こころ」

...どう間違っても自害する気遣いはないと思ったのが...   どう間違っても自害する気遣いはないと思ったのがの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...間違ってもこんな真似をしてはいけないという意味を言聞かして...   間違ってもこんな真似をしてはいけないという意味を言聞かしての読み方
長谷川時雨 「明治美人伝」

...耳朶(みみたぶ)なぞへは間違ってもつけるような事はしないのである...   耳朶なぞへは間違ってもつけるような事はしないのであるの読み方
林芙美子 「晩菊」

...間違っても災難ごとなんぞ起こりやしねえだべえな」「そんなことはない...   間違っても災難ごとなんぞ起こりやしねえだべえな」「そんなことはないの読み方
山本周五郎 「似而非物語」

...どう間違っても溺れるようなことはないであろう...   どう間違っても溺れるようなことはないであろうの読み方
山本周五郎 「柳橋物語」

「間違っても」の書き方・書き順

いろんなフォントで「間違っても」


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