...性根(しょうね)が間抜けなせいでなく...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...何という間抜けな拙いことを云ってしまったんだろう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...間抜けな羊のような姿でラゴーフの方を眺めていたのだ...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...後を跟(つ)けて来たんならもうお帰り」「ヘエ――」「何て間抜けな狼(おおかみ)だろう」「あッ」虹のような啖呵(たんか)を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺の間抜けなところを見て笑ってやろうという廻り合せになったんだね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな間抜けな下手人だって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな間抜けな人間じゃありません」「やっとうの心得があったというじゃないか」と八五郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「御殿造りの小屋でも建ったのかえ」「そんな間抜けなものじゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んて間抜けな調子でしょう...
野村胡堂 「流行作家の死」
...この男は我々の社会の巨大な歯車の中で間抜けな役回りを演じてきたと思われ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...[35] ドリバン 一七九〇年に作られたコメディーで婿達に担がれて馬鹿にされる間抜けな父親...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これからなんとか奔走するところだという間抜けな話なので...
久生十蘭 「魔都」
...……」「間抜けな泥棒じゃ」友田は金五郎の盗難を...
火野葦平 「花と龍」
...道の真中で眠っているところを間抜けな荷馬車にでも轢き殺されたというのかい?――プローブカ・ステパン...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...間抜けな下男は不意の災難に動転し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...間抜けな失敗ばかりを繰り返してゐる私の愚かな行動と...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...ぎょろりと丸く視張ってはいるものの凡そどこにも見当のつかぬというような間抜けな風情の眼と...
牧野信一 「ゼーロン」
...間抜けな弁公の奴...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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