...性根(しょうね)が間抜けなせいでなく...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...間抜けな表情でぶらさがっているきりだった...
徳田秋声 「仮装人物」
...なおその上に間抜けなことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...間抜けな面じゃねえか」「…………」恐ろしい毒舌を浴びて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな間抜けな声を出すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「何て間抜けな事をするんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間抜けな声なんぞ出しやがって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな間抜けな足跡なんか残さないよ」万七の指した中庭を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「御殿造りの小屋でも建ったのかえ」「そんな間抜けなものじゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これなる道具を改めさせまアす――と来やがる」「間抜けな声なんか出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前此間頬を腫(は)らして居たぜ」「そんな間抜けなもんじゃありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...間抜けな野郎だ」「相済みません」喜三郎はがっくり首を垂れました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んて間抜けな調子でしょう...
野村胡堂 「流行作家の死」
...一体この女は正気なのか、間抜けなのか...
原民喜 「牛を調弄ふ男」
...鬢(ひげ)を生やした憲兵の間抜けな眼を嘲っては...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...お前が間抜けなことをやめるまで...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...俺のコモイダスの剣の先が、何とまあヒラ/\と、月の光りを飛び散らして、河面(かはせ)に踊る初夏の鮎のやうに、または森蔭に飛び交ふ狐火のやうに、間抜けな/\、お前達をモツケ(闘剣術に使はるゝ、「嘲り」の型也)してゐるのが解らないか...
牧野信一 「歌へる日まで」
...笑止千万な間抜けな業でありました...
牧野信一 「女優」
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