...仰々しい急激な動作で椅子から立ち上りながら「気を付け」のような姿勢をした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一の殿のすさまじく仰々しい行列に逢つて...
田山花袋 「道綱の母」
...宮中からおつかはしの布施の携帶した頭中將の一行の仰々しい姿なども見えた...
田山花袋 「道綱の母」
...就任式の仰々しい行列は彼にいささか滑稽に思われたようであった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...さりとは仰々しい騒ぎよう哉(かな)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...ずいぶん仰々しい勢いで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんなに仰々しい振舞をするはずはないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...その失策を誇張するかのような仰々しい彼らの騒ぎぶりと...
中島敦 「斗南先生」
...その仰々しい姿態(ポーズ)に足を止(とど)めた...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...文太郎 仰々しい声を立てやがらあ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...元来当局者の騒ぎ方からして仰々しい...
平出修 「逆徒」
...仰々しい衣装たるや頭に宝石をちりばめたターバンを巻き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...主税介は仰々しい様子で本丸へ乗り込んだ...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...仰々しい見出しで...
宮本百合子 「刻々」
...そのときほんのお祝のしるしと云って仰々しい紅白の紙包をさし出した...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...騒々しいような仰々しいような心づかいとはちがった優しさがわかって来るのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...当時は古風で仰々しいもので...
山之口貘 「私の青年時代」
...槍の挟み箱のという仰々しいことはごくお嫌いな先生...
吉川英治 「剣難女難」
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