...間抜けた弟の一挙手一投足...
太宰治 「一燈」
...」「間抜けだね、あなたは...
太宰治 「お伽草紙」
...自分の声がとても大きく間抜けてひびいて...
太宰治 「女生徒」
...」N君は間抜けた声で答へた...
太宰治 「津軽」
...何かというけげんの間抜けづらにて...
太宰治 「花吹雪」
...間抜けな面じゃねえか」「…………」恐ろしい毒舌を浴びて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狸かい」「そんな間抜けなものじゃねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――よくそんな間抜けな事が考えられたものだ」「――それも樽(たる)を据えた家に限るね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江戸の色男の沽券(こけん)に拘わりますよ」「そんな間抜けなものになり度かァ無いよ」「間抜けでもドチでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...Kたち二人にその眠っている男の間抜けた顔を見るようにうながそうとしたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この男は我々の社会の巨大な歯車の中で間抜けな役回りを演じてきたと思われ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...どれくらい間抜けか...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...網にかかる奴は間抜けとみています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...俺のコモイダスの剣の先が、何とまあヒラ/\と、月の光りを飛び散らして、河面(かはせ)に踊る初夏の鮎のやうに、または森蔭に飛び交ふ狐火のやうに、間抜けな/\、お前達をモツケ(闘剣術に使はるゝ、「嘲り」の型也)してゐるのが解らないか...
牧野信一 「歌へる日まで」
...間抜け面! とか...
牧野信一 「円卓子での話」
...間抜けな雲霧じゃねえと...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...「この間抜け」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...どんなに間抜けな...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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