...艶物(つやもの)を書いてお目にかける手間取りだ...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...思ひし毎(ごと)に少しづつ変へし間取りのさまなどを心のうちに描(ゑが)きつつ...
石川啄木 「詩」
...四人の人物を描くので大分手間取り...
上村松園 「舞じたく」
...川手氏さえ戸惑いしそうな複雑な邸内の間取りを...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...金木の家の間取りとたいへん似てゐる...
太宰治 「津軽」
...父は金木へ来て自分の木造の生家と同じ間取りに作り直しただけの事なのだ...
太宰治 「津軽」
...わりに広々とした間取りである...
豊島与志雄 「自由人」
...においを発見するのに手間取りました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...間取りには贅(ぜい)を凝(こ)らしておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...八五郎は板戸と角力(すまふ)を取つて暫くは手間取りましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五畳半に八畳六畳という妙な間取り...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...自分の家と間取りから柱の数まで同じい家を弟に建ててやったのじゃが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...新しい家の間取りにつき...
山川方夫 「愛のごとく」
...大工の手間取りをしていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...手間取り程度の腕しかなかったが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...間取りは六帖(じょう)ふた間に...
山本周五郎 「さぶ」
...おらあべつになるからな」「べつになるって」「この間取りで三人はむりだ...
山本周五郎 「さぶ」
...青年団員に間取りを聞いた吾輩は...
夢野久作 「無系統虎列剌」
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