...其處からはの聲が間を置いて聞えて來る...
石川啄木 「赤痢」
...「作り話? あたしの作り話……?」オカマのロクはぽかんとしていたが、間を置いて、こんな妙なことを言った...
高見順 「いやな感じ」
...間を置いて、今度は高い声を出すと、しばらくたつて、横手の襖(ふすま)が殆ど音を立てない位にそつと開いて、半白の頭を円坊主にした、痩せて黄ばんだ皮膚の五十がらみの男が、きよろりと驚いた眼をして、口を半ば開けたまゝのぞくやうに現はれて来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...三軒間を置いて並んでいて...
田山花袋 「日本橋附近」
...それから少し間を置いて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...私が腰を下ろしてからやや間を置いて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...一寸間を置いてから歩廊に出た...
豊島与志雄 「小説中の女」
...勝手許で用をしている小母(おば)さんの物音が間を置いてははっきり聞えるようだった...
豊島与志雄 「生あらば」
...可なり間を置いてから...
豊島与志雄 「反抗」
...少し間を置いてついてゆくと...
豊島与志雄 「道連」
...長い間を置いてしか現われてこなかったし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「お雪ちゃーん、お雪さん、しっかりしろやい」この烈しい米友のゆすぶりに対して、お雪ちゃんの挨拶としては何もなく、少し間を置いて、そうして恐ろしい唸りの声ばかりで、今度はその唸り声さえ漸く低く勢いを失ってきて、その身体までがみるみる弾力を欠いて、そうしてぐったり米友の身体の上に崩れかかるようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも長い空白期間を置いて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...合間を置いては堰が切れてドッとばかりに流れ出すのであつた...
牧野信一 「変装綺譚」
...十二の穴がちゃんと同じような間を置いて...
宮本百合子 「雨と子供」
...」「よろしうございます」と、同じような、冷かな調子で答へたが、少し間を置いて、何か心に浮んだらしく、「お上の事には間違はございますまいから」と言ひ足した...
森鴎外 「最後の一句」
...」主人はまた間を置いて二人を見較べた...
森鴎外 「鼠坂」
...時々間を置いて、彼女は漁夫等の住む小村を通り過ぎた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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