...その間をつなぐせまい地下のぬけ穴なんですよ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...その間をつなぐために...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あるいは浜べの夕やみに響く波の音の絶え間をつなぐ船歌の声...
寺田寅彦 「蓄音機」
...その間をつなぐ道筋はいくつもあり途上の景観にもまたさまざまの異同がある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...ある一つの大きな全体の二つの部分であってその両者の間をつなぐべき橋梁(きょうりょう)の存在が可能であるということが想像されて来るのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...そこに美は「自然」と「神」との間をつなぐものとして...
中井正一 「美学入門」
...というのはすでに出来た作物を読む人々の頭の間をつなぐ共通のあるものがあった時そこに abstract の law が存在しているのです...
夏目漱石 「おはなし」
...というのは既に出来た作物を読む人々の頭の間をつなぐ共通のあるものがあった時...
夏目漱石 「無題」
...その中間をつなぐ連句とで構成されてる...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...間をつなぐ方法も考へた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...蔓は終に天上に達して神と人間との間をつなぐ実証唯理の綱となるであらう――の教義に基づく万有神正論の信者である...
牧野信一 「痴酔記」
...その間をつなぐ幾分か意地の悪い暗怪と云い...
松永延造 「職工と微笑」
...その間をつなぐ扉は開け放されていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
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