例文・使い方一覧でみる「間のび」の意味
スポンサーリンク...どこか少し間のびのした... 
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...周は少し間のびのした顔立ちで...
豊島与志雄 「自由人」
...その間のびのしたなかに...
豊島与志雄 「野ざらし」
...妙に間のびのした顔でもある...
林芙美子 「浮雲」
...間のびた声でうたひ出した...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...上田も間のびした口調で云つた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...麹室（こうじむろ）のもやし豆のようにどこもかしこもひょろりと間のびがしていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おかったるい間のび声で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...間のびのした声でたずねた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...それで、今、親友が、切迫した顔つきと語調とで、一生の頼みがある、といっても、のびやかな顔で、表情も変えず、「なんぞな？ もし」と、間のびした声で、ききかえしただけであった...
火野葦平 「花と龍」
...死んだよ」間のびした...
火野葦平 「花と龍」
...（今日けい古時間のびたゝめ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...賑やかではあるが間のびのした調子の囃子が...
牧野信一 「蝉」
...あんなに浮れてゐるんだらう！「あきれたカレッヂ・ネキタイ達よ！」――「Ｇの手風琴は厭に間のびがしてゐて...
牧野信一 「センチメンタル・ドライヴ」
...あまり間のびがしてゐて...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...おしもは多分に神経の間のびた呆んやり者で...
矢田津世子 「女心拾遺」
...どこか暢（のん）びり間のびしているところなど...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて椅子によった彼の返事は段々間のびがして来ました...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
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