...その間々には、玻(はり)鏡を嵌(は)め、その上に花束、はなの環など持たる神童の飛行せるを畫きたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...其間々に何か出品があると自分で作図しては先生に見て貰ふ習慣だつた...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...間々(まま)なきにあらねど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その所説の個々の部分に於て間々参考に資す可きもの無きに非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...「お! 紅鶴もいるぞ!」そして極楽鳥も!鸚鵡(おうむ)も鸚哥(いんこ)も! しかも我々の攀(よ)じている径の両側を掩(おお)うた橄欖樹の間々には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その間々に低い調子のところがあるが...
田山録弥 「自他の融合」
...しかし鏝にさわられて絶叫した時のような瞬間々々の表情の美しさをもちろん彼女自身に見ることはできなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...案ずるに此等の建議案中には間々国家的問題を含めるものなきに非ざれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大河(たいが)の流れがえんえんと続いており、所々に森がこんもりと茂り、宮殿からずっと都の町が屋根並(やねなみ)を揃(そろ)え、その間々は、見渡す限り見物人で埋まっていました...
豊島与志雄 「彗星の話」
...その怠(おこた)りたる力をもって測れば遠くノルムに及ばぬ者も間々(まま)ある...
新渡戸稲造 「自警録」
...垢染たる着物を寢卷に用ゆるもの間々あり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...大理石のやうな水蒸氣の幕の背後でチラ/\燃えてゐて隙間々々から黄金色(きんいろ)の赤色が輝やいてゐるかのやうに見えた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...『新古今集』には間々佳篇あり...
正岡子規 「俳諧大要」
...書斎の前の木の茂みの深い間々を...
宮本百合子 「後庭」
...雲から片脚はずすことが間々あるのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...境遇の与へる日(ひ)の要求を果した間々に...
森鴎外 「妄想」
...汽車の駅名にも間々田があり、大間々がある...
柳田國男 「地名の研究」
...並木の松の間々(あいだあいだ)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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