...その間々(あひだ/\)から射照らす舊暦八日の月は...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...動いたりすることも間々(まま)あるらしい...
梅崎春生 「Sの背中」
...急に身体中が寒くなり夜着をすっぽり頭から引被(ひっかぶ)って無理に眠りを求めるなどという事も間々ありました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...間々(まま)あること...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...本を読む間々(あいだあいだ)には...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...晴間々々に三時間ばかり行乞...
種田山頭火 「行乞記」
...人声や音楽の合間々々に...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...その間々(あいあい)には心臓の痙攣(けいれん)起こり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...案ずるに此等の建議案中には間々国家的問題を含めるものなきに非ざれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...間々(あひだ/\)では一月もお寺に参らずにゐる事がございますの...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...トタン葺の屋根の間々からはネオンサインの光と共にラディオの響が聞え初める...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...自分は決勝点と受け兼ねることが間々(まま)ある...
新渡戸稲造 「自警録」
...流しの合間々々に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...間々に清をスケッチする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...けれども鎭(しづま)つた合間々々(あひま/\)に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...其間々(あひだ/\)は焚火の前に蹲(うづくま)つて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...風の吹き過ぎる合間々々に...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...三四尺の雪に閉ぢこめられて五日も十日も他人の顔を見ずに過す事が間々あるとか...
若山牧水 「木枯紀行」
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