...動いたりすることも間々(まま)あるらしい...
梅崎春生 「Sの背中」
...「お婆ちゃん」は用事をする相間々々に人々の背後から手を伸ばしながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...合間々々に爆発的に言つていた……「ウン...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...そういう話の間々に彼らは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...間々には食塩水も与えられた...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...松の林の間々にこんもりと茂つた樹木の梢は...
永井荷風 「畦道」
...受けられない事が間々(まま)あったといわなければならない...
夏目漱石 「こころ」
...合間々々に江島屋へ行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝だけは教父(クーム)と顔をあはせることが間々あつたからで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...間々に伍一来り、揉ませることしきりなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...合間々々にはつきりと伝はつて来る懸声が樽野に...
牧野信一 「円卓子での話」
...波の響きと自分達の会話の合間々々に...
牧野信一 「円卓子での話」
...ヂツケンスといへども間々これに近し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...いよいよ以(もっ)て前に作った荒筋の間々へ...
柳田国男 「山の人生」
...山脚の間々を繞つて入り込んでゐるので...
吉江喬松 「霧の旅」
...今年はその合間々々に向日葵を植ゑて見た...
若山牧水 「樹木とその葉」
...それが船の烈しい動揺につれては間々常磐津に似た節廻しにも移ってゆくのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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