...間々(まま)現われた...
有島武郎 「私の父と母」
...その間々には白いシャツがふくらんでいて...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...追駈ける樣な家の中の騷ぎの間々に...
石川啄木 「鳥影」
...急に身体中が寒くなり夜着をすっぽり頭から引被(ひっかぶ)って無理に眠りを求めるなどという事も間々ありました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...本を読む間々(あいだあいだ)には...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...間々(まま)なきにあらねど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...案ずるに此等の建議案中には間々国家的問題を含めるものなきに非ざれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...君語つて曰く古めかしき草花(そうか)は植木屋にたのみても中(なか)には間々(まま)その名をさへ忘れられしものなぞありて可笑(おか)しと...
永井荷風 「一夕」
...受けられない事が間々(まま)あったといわなければならない...
夏目漱石 「こころ」
...間々(あいだあいだ)に挟(はさ)んでいた...
夏目漱石 「門」
...合間々々に風呂も焚(た)かせられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瞬間々々の私でしかないのだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...間々こういうことには...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この鍛冶屋は仕事の合間々々に塗師(ぬりし)の仕事もして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...山の連中は仕事の合間々々にする山狩を...
牧野信一 「F村での春」
...雲から片脚はずすことが間々あるのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...)まだその間々に音をさせて通っているね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その墓の間々へ物見高い近隣の町の者や...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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