...其間々に雪を冠つた屋根の規則正しく幾列も...
石川啄木 「雪中行」
...追駈ける樣な家の中の騷ぎの間々に...
石川啄木 「鳥影」
...間々(あいあい)の謡曲の稽古だけは娯しみたいと思っております...
上村松園 「無表情の表情」
...動いたりすることも間々(まま)あるらしい...
梅崎春生 「Sの背中」
...序文(じよのぶん)は間々(まゝ)欧文を直訳したかのやうな語法を交へ...
薄田泣菫 「茶話」
...獅子は間々熊と変ずるのみ...
高木敏雄 「比較神話学」
...子供達の仲間々々によつて河もその泳ぎ場所がきめられてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その合間々々が風変りにも同じく細長い腰低の姿見張りになっているので...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...人声や音楽の合間々々に...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...「富士一つ埋(うづ)み残して青葉(あをば)かな」其青葉の青闇(あおぐら)い間々を...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そういう話の間々に彼らは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...燭台の間々には花輪がいっぱい積まれていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この鍛冶屋は仕事の合間々々に塗師(ぬりし)の仕事もして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...僕はあなたの仕事を毎時間々々々決めることが出來ます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...合間々々に何かいち/\点頭いてゐた...
牧野信一 「風媒結婚」
...ちかごろの普通一般の人々の中に間々ある...
三好十郎 「肌の匂い」
...そして間々(まま)足を痛める...
若山牧水 「樹木とその葉」
...間々この山獨特の珍しい草木もあるとのことである...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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