...閑居の時間がほしい...
...閑居して過ごす時間があると心が落ち着く...
...閑居を楽しむ老夫婦が増えている...
...彼女は閑居を優雅に過ごすのが好きだ...
...閑居中に音楽を聴くのが癒しになる...
...帰ると間もなく脳貧血症に罹(かか)って田端(たばた)に閑居静養した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...終日閑居、昼寝したり、読書したり、蕗を摘んだり、草をとつたり、空想したり、追憶したりして...
種田山頭火 「其中日記」
...津田君はかつて桃山に閑居していた事がある...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...侯は一年中の多くの時間を大磯の閑居に費やし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それと、もう一つは、財政がもはや全く枯渇して、化物屋敷の類焼以来は、江戸三界では融通が利(き)かなくなったということで、それがおのずからこの男を謹慎にし、多少、謹慎の味がわかってみると、遅蒔きながら、生涯を蒔き直そうかという気にもなってみ、寺僧に就いて、多少、禅学の要旨を味わってみたり、茶や、生花の手ずさみを試みてみたり、閑居しても、必ずしも不善を為さぬような習慣になっているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...手持無沙汰をきわめた閑居のやむなきにいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...閑居しての唯一の善事としての書道を試むるのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十二神尾主膳が閑居してなす善か不善か知らないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...相變らず三文植木を眺めながら、椽側に寢そべつて、粉煙草をせゝつて居る、閑居の姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日は暇を得て染井の閑居に一人かき籠りし...
一葉 「暗夜」
...閑居を貪(むさぼ)る者あり...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...利章は「浮浪の身の上なれば、御ことわり可申歟(まうすべきか)とも存候へども、閑居徒然の折柄、御尋に預候はば、面談可申候」と返事をした...
森鴎外 「栗山大膳」
...目もくらむばかりのシムラの高原に閑居する全印度の統治者が...
横光利一 「上海」
...まったく閑居の好々爺(こうこうや)になりすまし...
吉川英治 「三国志」
...まことに山中の閑居らしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...半兵衛が栗原山に閑居していた頃から召使の童子(どうじ)として年来側近く育てて来た家来である...
吉川英治 「新書太閤記」
...左京之介が茶席や閑居にのみ建ててある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...こんな家に閑居してござったら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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