...客の方では差閊えないどころかもう半分気が変になっている...
海野十三 「地獄街道」
...問いは個人的であって一向差閊えがない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...かくてこの場合一般に問題は特殊の限られた問題であっても差閊えがない性質をもっている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それは物質の理論乃至運動の理論と云って差閊えはないであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...誘導性のみを理解しても差閊えないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...実在の任意の一部分の構造や機構のことであって差閊えはない...
戸坂潤 「科学論」
...さし閊えなかったのであり...
戸坂潤 「科学論」
...言葉を換えて云えば空間表象の内に感覚が位置を占めて現われるのは差閊えないが...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...その統一が全く主観的な統一であっても一向支し閊えはないわけであるから...
戸坂潤 「思想としての文学」
...と同様に無限の憎悪を以て夫に臨んでもさし閊える筈はない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之を常識の哲学的概念の代表と見て恐らく差閊えはあるまい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...けれども二つの区別を与えるのに之は何の差閊えもない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...観念性をば実在性と区別することは無論差閊えない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...胃袋の中のどこかに閊えるのである...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...その閊えたものが...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...どこに閊えるのか分らないが、確かに閊えて、そしてやがて、ごっとん、ごっとん、下ってゆくのである...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...仕事に差閊えないようにしたりした...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...まだ矢代に云われたことが頭に閊えているらしく...
横光利一 「旅愁」
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