...欧洲などでも同じく珍らしくもない一野草で自家受精を営む閉鎖花の出来る事で最も著名な者である...
牧野富太郎 「植物記」
...日本の者も同じく閉鎖花を生じその全株皆悉(ことごと)く閉鎖花の者が多く正花を開く者は割合に尠(すく)ない...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわちそれは閉鎖花という代理が出来ていてコッソリとそれが盛んに実を拵え種子を拵えるのである...
牧野富太郎 「植物記」
...スミレの様に盛んに閉鎖花を出す植物は他にそう沢山あるものではない...
牧野富太郎 「植物記」
...かのスミレの顔(かん)ばせを成せる花が凋落し行く頃からこの閉鎖花が出る...
牧野富太郎 「植物記」
...閉鎖花とは名の如(ごと)く閉鎖した花で一向に色のある普通の花弁を出さない...
牧野富太郎 「植物記」
...スミレのこの閉鎖花は普通の花と同様にやはり花茎があるが...
牧野富太郎 「植物記」
...この閉鎖花は春から夏秋と続いて出る...
牧野富太郎 「植物記」
...微小(びしょう)なる閉鎖花(へいさか)がしきりに生じて自家受精(じかじゅせい)をなし...
牧野富太郎 「植物知識」
...しきりと閉鎖花(へいさか)によっての果実が続々とできるのである...
牧野富太郎 「植物知識」
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