...おほいなるわが關門の閂を容易く拔くを得べからず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「もしよければ自分の室に閂をつけさせるがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...前についていた閂(かんぬき)をまた戸につけに来るように申しましょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...閂をして彼はもうだれにもつかまることがないと思った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼(かれ)は何(ど)うしたら此(この)門(もん)の閂(くわんのき)を開(あ)ける事(こと)が出來(でき)るかを考(かんが)へた...
夏目漱石 「門」
...その上場所によつて閂(かんぬき)を差して居ります」「それは念入りだな――が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...潜り門用の閂でドサッとやられたので...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...錠の閂下(した)がまだ邪魔をしている...
久生十蘭 「金狼」
...ダニーロは毛皮の帽子をかぶると、窓を閉ぢて、扉に閂をし、錠を下しておいて、郎党どもの寐てゐる間を通つて、そつと邸を抜け出すなり、山の中へと忍び込んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...」と閂(くわんぬき)を外(はづ)して外へ出ながら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「裏門に閂を容れて...
牧野信一 「酒盗人」
...夜分の訪問者のためには容易に扉の閂を引かぬのであつた...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...“At last a hand was laid upon the door, and the bolt shot back with a slight report.(――)Then the door opened, letting in a little more of the light of the morning;”閂の引かれる音がかすかにきこえてやがて...
牧野信一 「浪曼的月評」
...小使が閂を抜いてさっと大門を打ち開くのを今か今かと...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...自分の刀は腰に閂(かんぬき)に差し...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...閂(かんぬき)を入れて...
夢野久作 「白髪小僧」
...頑丈な閂(かんぬき)が取付けてあるのを発見したので...
夢野久作 「冥土行進曲」
...彼はつと戸を閉じて閂(かんぬき)を下した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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