...閂を抜く音がする...
稲垣巖 「父八雲を語る」
... 120到れば長き閂(かんぬき)は引かれず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...閂まで差すのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...鉄の閂(かんぬき)や海老錠(えびじょう)のきしる音...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...外部から閂がかけられていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...こっそり閂を切ってるような音だった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...閂子(かんぬき)はすべり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...素早く中から扉を閉して閂(かんぬき)を締めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は何(ど)うしたら此(この)門(もん)の閂(くわんのき)を開(あ)ける事(こと)が出來(でき)るかを考(かんが)へた...
夏目漱石 「門」
...その上場所によつて閂(かんぬき)を差して居ります」「それは念入りだな――が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺が閂(かんぬき)を下(おろ)したからな」「お前が! そしてお前はどこから出て来たんだ」私は驚いた...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...錠の閂下(した)がまだ邪魔をしている...
久生十蘭 「金狼」
...重い庭の門を閉ぢて閂(くわんぬき)をかけたときに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...見ると出がけに確かに閂(かんのき)を入れて南京(ナンキン)錠を卸しておいた筈の青ペンキ塗りの門の扉が左右に開いて...
夢野久作 「暗黒公使」
...使部は石窖の前まで来るとその閂(かんぬき)をとり脱(はず)し...
横光利一 「日輪」
...渡さぬとあれば用捨はならぬぞ」と大刀を閂(かんぬき)に構えて...
吉川英治 「剣難女難」
...また別の閂が音を立てる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...最後の閂が、喉を締めつけられるように響く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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