例文・使い方一覧でみる「長髯」の意味

...老翁の長髯のようにみごとに風になびかせた... 老翁の長髯のようにみごとに風になびかせたの読み方
犬田卯「沼畔小話集」

...長髯（ちょうぜん）の豪傑が四つの金襴（きんらん）の旗を背中にさして長槍（ちょうそう）を振りまわし... 長髯の豪傑が四つの金襴の旗を背中にさして長槍を振りまわしの読み方
太宰治「惜別」

...右に胡麻塩（ごましほ）の長髯（ちようせん）を撫（ぶ）し... 右に胡麻塩の長髯を撫しの読み方
徳富盧花「燕尾服着初の記」

...長髯（ちょうぜん）をしごきながら「遠き慮（おもんばかり）のみすれば... 長髯をしごきながら「遠き慮のみすればの読み方
中島敦「悟浄出世」

...字は子供たちの通った小学校の先生で、書家である河合正気（かわいまさき）という、長髯の老人に、揮毫して貰った... 字は子供たちの通った小学校の先生で、書家である河合正気という、長髯の老人に、揮毫して貰ったの読み方
火野葦平「花と龍」

...長髯（ながひげ）をしごきながら... 長髯をしごきながらの読み方
火野葦平「糞尿譚」

...億劫（おっくう）そうに李聖学が長髯をひねりながらのろくさい様子で箱から下り... 億劫そうに李聖学が長髯をひねりながらのろくさい様子で箱から下りの読み方
火野葦平「糞尿譚」

...自慢の長髯を羽二重で包んだ二重頤（あご）の愛らしさ... 自慢の長髯を羽二重で包んだ二重頤の愛らしさの読み方
山本笑月「明治世相百話」

...長髯の神仙じみた老ドクトルが... 長髯の神仙じみた老ドクトルがの読み方
夢野久作「爆弾太平記」

...その者の深編笠の紐の辺りから胸へかけて真ッ黒な長髯がそよいでいることであった――と...
吉川英治「剣難女難」

...桔梗河原の矢来の外から唯一度見たことのある黒漆の長髯... 桔梗河原の矢来の外から唯一度見たことのある黒漆の長髯の読み方
吉川英治「剣難女難」

...胸にそよぐ長髯（ちょうぜん）は刀の鍔（つば）まで垂れていた... 胸にそよぐ長髯は刀の鍔まで垂れていたの読み方
吉川英治「剣難女難」

...その文字と編笠の下から垂れた長髯とを見較べている気振り... その文字と編笠の下から垂れた長髯とを見較べている気振りの読み方
吉川英治「剣難女難」

...ひとりは朱面長髯（しゅめんちょうぜん）の豪傑... ひとりは朱面長髯の豪傑の読み方
吉川英治「三国志」

...酒の脂（あぶら）で真っ黒な艶（つや）をみせる長髯（ちょうぜん）を撫しながら... 酒の脂で真っ黒な艶をみせる長髯を撫しながらの読み方
吉川英治「三国志」

...人なみすぐれた大丈夫の腹をも過ぎる漆黒の長髯をながめられて... 人なみすぐれた大丈夫の腹をも過ぎる漆黒の長髯をながめられての読み方
吉川英治「三国志」

...ひらりと関羽の長髯（ちょうぜん）をかすめた... ひらりと関羽の長髯をかすめたの読み方
吉川英治「三国志」

...そのまばらな長髯（ちょうぜん）をしごいた... そのまばらな長髯をしごいたの読み方
吉川英治「三国志」

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