...この部屋には長櫃があります...
...長櫃の引き出しが壊れてしまった...
...古い家具屋さんで古い長櫃を見つけた...
...長櫃の中には母の大切な思い出が詰まっている...
...長櫃を移動するのに手伝ってくれませんか...
...三十人の力士もえ舁(か)くまじい長櫃(ながびつ)十棹(とさを)の宰領を承つて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...山ほどな長櫃を肩にかけて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...二階は昇口の処に三畳敷位の空間をおいて箪笥(たんす)や長櫃(ながもち)を置いてあった...
田中貢太郎 「春心」
...あの長櫃(ながもち)の中だよ」お高の指は左側の壁に沿うて並べた長櫃の一つへ往っていた...
田中貢太郎 「春心」
...平吉はこちらから三つ目の長櫃の前へ往った...
田中貢太郎 「春心」
...皆出しておくれよ」「へい」平吉は長櫃(ながもち)の蓋(ふた)を啓(あ)けた...
田中貢太郎 「春心」
...「鼠(ねずみ)はいいかな」「よろしゅうございます」「彼奴は油断もすきもできないから」「そうでございますよ」微暗(うすぐら)い土蔵の中には中央(なかほど)に古い長櫃(ながもち)を置いて...
田中貢太郎 「春心」
...起きて長櫃の方へ眼をやった...
田中貢太郎 「春心」
...「お塔は」「そうでございますよ」「拝見しよう」広栄は斜(ななめ)にぴょいぴょいと往って長櫃のうえへ眼をやった...
田中貢太郎 「春心」
...長櫃(ながびつ)の中へ入れておくうちに七月十一日になって死んでしまった...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...銅貨の入った長櫃を掻っぱらって来たろう?と畳みかける...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あれだけの長櫃はどんな梵妻(おだいこく)のとこにだつてありつこなしさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
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正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...「トルウヘ」という長櫃(ながびつ)めきたるものをところどころにすえ...
森鴎外 「文づかい」
...意味あり気に側の長櫃を指さした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その長櫃(ながびつ)をあれまで持ちだしてくれと申すのじゃ」「オット合点...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その泪(なみだ)と闇の長櫃の中から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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